管理栄養士の過去問
第26回
基礎栄養学 問79
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
たんぱく質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 食品たんぱく質の生物価は、吸収された窒素の体内への保留割合を示す。
- たんぱく質の摂取量が多くなると、健常成人では窒素出納は負になる。
- 摂取したたんぱく質の体たんぱく質合成への利用は、糖質の摂取量が多いと低下する。
- たんぱく質の摂取量が多くなると、ビタミンB1の必要量は増大する。
- 食品たんぱく質の栄養価は、含まれる可欠アミノ酸(非必須アミノ酸)のバランスで決まる。
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この過去問の解説 (3件)
01
たんぱく質の生物価の式は
生物価=(保留窒素量/吸収窒素量)×100で求められます。
吸収窒素量=摂取窒素量-(糞中窒素量-代謝性糞中窒素量)
保留窒素量=吸収窒素量-(尿中窒素量-代謝性尿中窒素量)
2.たんぱく質の摂取量が少なくなると、健常成人では窒素出納は負になります。
3.摂取したたんぱく質の体たんぱく質合成への利用は、糖質の摂取量が少ないと低下します。
糖質の摂取量が多いと、摂取たんぱく質が体たんぱく質の合成に多く利用されます。
4.たんぱく質の摂取量が多くなると、ビタミンB6の必要量は増大します。
5.食品たんぱく質の栄養価は、含まれる不可欠アミノ酸(必須アミノ酸)のバランスで決まります。
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02
基礎栄養学/たんぱく質の栄養からの出題です。
1.正しい記載です。生物価は体内保留窒素量を吸収窒素量で割って求めます。
2.たんぱく質摂取量が少なくなると、体構成たんぱく質を維持することができずに窒素出納が負になります。
3.糖質を摂取してエネルギー源が供給されている状態ではたんぱく質の体たんぱく質合成への利用は減ります。
4.たんぱく質の摂取量と相関があるのはビタミンB6です。
5.たんぱく質の栄養価は必須アミノ酸のバランスによって決まります。
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03
生物価とは食事で取り入れたアミノ酸から、体内たんぱく質がどれくらい作られるかを示すもので、吸収された窒素の体内への保留割合を示します。
2.たんぱく質の摂取量が少なくなると、健常成人では窒素出納が負になります。
3.摂取したたんぱく質の体たんぱく質合成への利用は、糖質の摂取量が少ないと低下します。
4.ビタミンB1は糖質代謝に関係するビタミンです。たんぱく質の摂取量が多くなると、ビタミンB6の必要量が増大します。また、脂質に関わるビタミンはビタミンB2です。
5.食品たんぱく質の栄養価は、含まれる不可欠アミノ酸(必須アミノ酸)のバランスで決まります。
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