管理栄養士の過去問
第25回
社会・環境と健康 問11
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
「健康づくりのための睡眠指針(厚生労働省、平成15年)」で推奨されている事項である。誤っているのはどれか。
- ぬるめの入浴
- 寝酒
- 短い昼寝
- 覚醒時の日光への曝露
- 朝食の摂取
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この過去問の解説 (3件)
01
社会・環境と健康/生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策からの出題です。
なお、出題当時から指針が更新され、現在では「健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条~」が出されています。
1.ぬるめの入浴を睡眠前に行うと、リラックス効果が期待できるため、推奨されています。
2.寝酒は一見入眠には役立ちますが、眠りの質が悪くなるので、おすすめできるものではありません。
3.短い昼寝は午後三時前後に20分程度であれば、午後の眠気をやり過ごすことができる良い方法ですが、あまり長いものはかえってリズムを狂わせるため、良いものとは言えません。
4.覚醒時に日光を浴びると、体内時計がリセットされて生活リズムを整えるのに役立ちます。生活リズムが整えば、夜の眠りのリズムも整ってくるため、良い習慣であると言えます。
5.朝食を摂取することも、体内時計のリセットに関連しているといわれています。心と身体を目覚めさせることから、生活リズムが整います。
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02
快適な睡眠のための7か条
第1条;快適な睡眠でいきいき健康生活
第2条;睡眠は人それぞれ、日中元気はつらつが快適な睡眠のバロメーター
第3条;快適な睡眠は自ら創り出す
第4条;寝る前に自分なりのリラックス法、眠ろうとする意気込みが頭をさえさせる
第5条;目が覚めたら日光を取り入れて、体内時計をスイッチオン
第6条;午後の眠気をやりすごす
第7条;睡眠障害は専門家に相談
1.○ 第4条に記載
2.× 第3条に寝酒は睡眠の質を悪くするとあります。
第4条に記載
3.○ 第6条に記載
4.○ 第5条に記載
5.○ 第1条に記載 朝食は心と体の目覚めに重要、夜食はごく軽く
よって正解は2です。
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03
以下、詳細の説明です。
本指針は、健康日本21の睡眠について設定された目標に向けて
具体的な実践を進めていく手だてとして策定されました。
なお、2014年には「健康づくりのための睡眠指針2014」が策定されています。
1.×(正しい記述)
ぬるめの入浴の他、軽い読書や音楽、香り、ストレッチなど、
眠る前に自分なりのリラックス法を取り入れることを推奨しています。
2.○(誤った記述)
「睡眠薬代わりの寝酒」や夕食後のカフェイン摂取は、
睡眠の質を悪くするとしています。
3.×(正しい記述)
午後の眠気をやりすごすため、短い昼寝でリフレッシュすることを推奨しています。
夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響するため、3時前の20~30分が良いとされています。
4.×(正しい記述)
目が覚めたら日光を取り入れて、体内時計をスイッチオンすることを推奨しています。
同じ時刻に毎日起床すること、早起きが早寝に通じることなどが記述されています。
5.×(正しい記述)
快適な睡眠をもたらす生活習慣を身につけることが必要です。
朝食は心と体の目覚めに重要であると記述されています。
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