管理栄養士の過去問
第25回
食べ物と健康 問67

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問題

第25回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

「五訂増補日本食品標準成分表」に関する記述である。正しいのはどれか。
  • ビタミンAの収載成分項目として、β-カロテン当量の記載はない。
  • 炭水化物の成分値の差し引き法による算出には、灰分の成分値は用いない。
  • 炭水化物の成分値には、食物繊維は含まれていない。
  • ビタミンEの収載成分項目として、α-トコフェロール当量の記載はない。
  • 「窒素‐たんぱく質換算係数」は、食品統一値として6.25を用いている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4.【ビタミンEの収載成分項目として、α-トコフェロール当量の記載はない。】です。

以下、詳細の説明です。

1.×
ビタミンAの収載成分項目として、β-カロテン当量が記載されています。
その他、レチノール、α‐及びβ‐カロテン、クリプトキサンチン、レチノール当量が記載されています。

2.×
灰分はもちろん、水分、たんぱく質、脂質の合計(グラム数)を100gから差し引く「差し引き法」を用いて算出しています。

3.×
炭水化物の成分値には、食物繊維も含まれています。
食物繊維の成分値は別項目として掲載されています。

4.〇
食事摂取基準2005年版が、これまでのα‐トコフェロール当量に代えてα‐トコフェロールを指標にビタミンEの摂取基準を策定したことを踏まえ、
五訂増補成分表ではビタミンEとしてトコフェロールの成分値を示すこととしました。
ビタミンEの収載成分項目としては、α‐、β‐、γ‐及びデルタ‐トコフェロールがあります。

5.×
食品によっては「窒素-たんぱく質換算係数」が個別に定められているものがあります。
定められていない食品のみ、6.25を用いて算出します。

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02

正解は 4 です。

食べ物と健康/食品の分類と食品の成分からの出題です。
なお、現在最新の成分表は「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」となります。

1.β-カロテン当量についても記載されています。

2.炭水化物を差し引き法で求める際には、100gから水分とたんぱく質と脂質と灰分を引いて算出します。

3.炭水化物の成分値に食物繊維も含まれます。

4.記載の通りです。α、β、γ、δ-トコフェロールの値が収載されています。

5.窒素-たんぱく質換算係数がある場合にはその係数を使うため、全食品統一値ではありません。

参考になった数4

03

正解は、4です。

1:ビタミンAの収載成分項目として、β-カロテン当量も記載されています。

2:炭水化物の成分値の差し引き法による算出には、灰分の成分値は必須です。

3:炭水化物の成分値には、食物繊維も含まれています。

4:〇

5:「窒素-たんぱく質換算係数」が定められていないものに6.25を用いて算出します。

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