管理栄養士の過去問
第25回
応用栄養学 問97
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問97 (訂正依頼・報告はこちら)
「授乳・離乳の支援ガイド(平成19年)」に関する記述である。正しいのはどれか。
- 哺乳反射は、離乳食が1日3回となる頃から消え始める。
- 離乳食を食べさせる時は、乳児の舌の中央にスプーンをのせる。
- 離乳の完了とは、乳汁を飲んでいない状態をいう。
- フォローアップミルクは、育児用ミルクの代替品である。
- 手づかみ食べは、目と手と口の協調運動である。
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この過去問の解説 (3件)
01
以下、詳細の説明です。
1.
通常、哺乳反射は生後5~7か月頃にかけて減弱・消失していきます。
離乳食が1日3回となるのは生後9か月~11か月頃からです。
2.
離乳食を食べさせる時は、乳児の下唇にスプーンを軽くあて、
口が開くのを待ちます。
乳児が自分で取り込むまで待ったら、スプーンを水平に抜きます。
3.
離乳の完了とは、形ある食べ物をかみつぶすことができるようになり、
エネルギーや栄養素の大部分が母乳・育児用ミルク以外の食物から摂れるようになった状態をいいます。
その時期は、生後12か月~18か月頃です。
なお、咀嚼機能は、奥歯が生えるに伴い乳歯の生え揃う3歳ころまでに獲得されます。
4.
フォローアップミルクは、9か月以降に不足しがちな栄養素を補給する目的で調製されたものです。
主に、タンパク質、カルシウム、鉄、ビタミンなどを捕足するものであり、
母乳または育児用ミルクの代替品ではありません。
5.〇
目で食べ物の大きさを確かめ、手で固さや温度を知り、
口に入れて自分に合った一口量を学ぶようになります。
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02
応用栄養学/新生児期、乳児期からの出題です。
1.哺乳反射は生後4~5カ月から少しずつ消え始めます。
2.離乳食を食べさせる時は、乳児の舌の先にスプーンでのせるようにします。
3.離乳の完了とはエネルギーや栄養素の大部分を母乳や育児用ミルク以外の食物から摂れるようになった状態をいいます。
4.フォローアップミルクは、離乳期に不足しがちな栄養素を補給する目的で生後9カ月以降に使われるもので、育児用ミルクの代替品ではありません。
5.記載の通りです。自分で食べる楽しみを感じることができます。
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03
1:哺乳反射は、5~7か月ごろから消え始めます。
2:離乳食を食べさせる時は、乳児の下唇にのせて、上唇が閉じるのを待ちます。
3:離乳の完了とは、「形ある食べ物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳・育児用ミルク以外の食物からとれるようになった状態をいう.一般に生後12~18か月までに離乳は完了する.なお咀嚼機能は乳歯の生え揃う3歳頃までに完成する」ことを指します。
4:フォローアップミルクは、9か月以降の乳児に不足しがちな鉄や、亜鉛などの栄養素を補う離乳食の後に与えるミルクです。育児用ミルクの代替品ではありません。
5:〇
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