管理栄養士の過去問
第25回
臨床栄養学 問133

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問題

第25回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問133 (訂正依頼・報告はこちら)

疾病と食事療法に関する組合せである。正しいのはどれか。

  a ハンター舌炎―ビタミンB12の補給
  b 胆のう炎―飽和脂肪酸摂取量の増加
  c 本態性高血圧症―カリウム摂取量の増加
  d 2型糖尿病―食物繊維の制限
  • aとc
  • aとb
  • aとd
  • bとc
  • cとd

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この過去問の解説 (3件)

01

a 正解です。
ビタミンB12の不足により巨血芽球性貧血が起こりハンター舌炎、口内炎、食欲不振などが起こります。

b 胆のう炎の場合飽和脂肪酸摂取量は制限します。

c 正解です。
高血圧症はカリウム摂取量を増加することで血圧低下を目指します。

d 食物繊維は血糖値の上昇を抑えるため制限しません。

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02

a. ハンター舌炎とは、おもに舌におこった口内炎を舌炎と言い、ビタミンB12の欠乏で起こるものをハンター舌炎と言います。胃の全摘を行った人にもみられます。よって正となります。

b. 胆のう炎とは、胆のうに炎症が起きている状態です。胆のうの動きを活発にしないように、脂質の少ない食事をすることが必要なので誤となります。

c. 本態性高血圧症とは、原因が特定できない高血圧で、高血圧の患者の約90%がこれにあたります。カリウムの摂取量を増加させることで、ナトリウムの対外排泄の促進が考えられ、血圧を下げる効果があるとされているので正となります。

d. 2型糖尿病とは、生活習慣や遺伝要因が複雑にからまり発症すると言われる糖尿病です。水溶性の食物繊維は糖分の吸収を遅らせるので制限はせず積極的に摂取します。よって誤となります。

よって正解は、1.aとc となります。

参考になった数3

03

a.ハンター舌炎はビタミンB12の欠乏症なので、ビタミンB12を補給する必要があります。
正しい答えです。

b.胆のう炎では、飽和脂肪酸摂取量を減少します。

c.本態性高血圧症では、ナトリウムの排泄を促進させるためにカリウム摂取量を増加します。
正しい答えです。

d.2型糖尿病では、食物繊維を積極的に摂取するようにします。

上記より、正しい選択肢の組合せはaとcで1番です。

参考になった数3