管理栄養士の過去問
第25回
給食経営管理論 問183
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 給食経営管理論 問183 (訂正依頼・報告はこちら)
給食原価のうち、変動費の抑制の方策に関する記述である。正しいのはどれか。
- 販売価格を値下げする。
- カット野菜の使用量を増やす。
- 調理員を正社員からパートタイマーに切り替える。
- 食材料購入を小売業者からカミサリーに切り替える。
- 仕込み食数を増やす。
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この過去問の解説 (3件)
01
◎変動費…商品や原材料費、販売費用などの売上高に比例して発生するものを言います。
1. 販売価格を値下げしても、商品や原材料費、販売費用などの変動費は下がらないので誤となります。
2. カット野菜の使用量を増やすと、人件費(固定費)の削減は見込めるが、原材料費が上がり変動費は増えるので誤となります。
3. 調理員を正社員からパートタイマーに切り替えることで人件費が削減され、抑制できるのは固定費であるので誤となります。
4. カミサリーとは一次加工を行うセントラルキッチンのことを言い、複数の給食施設が協同して配送センターを設置することで、食材量の購入、保管、配送をまとめて行うシステムのことを言います。一括して行うので変動費を抑制することができ、正となります。
5. 仕込み食数を増やすと、原材料費が上昇し、変動費は上昇するため誤となります。
よって正解は4. となります。
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02
2.カット野菜の使用量を増やすと、変動費は上昇します。
3.調理員を正社員からパートタイマーに切り替えると、固定費の抑制になります。
5.仕込み食数を増やすと、変動費が上昇します。
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03
変動費とは、売上高の変動に応じて比例的に増減する費用のことで、食材料費や消耗品費、外注加工費、パートとアルバイトの人件費、光熱費(使用量部分)などが該当します。
上記を踏まえて考えると、
1.販売価格を値下げしても、変動費の抑制にはつながりません。
2.カット野菜の使用量は増やすのではなく、減らすことで、変動費の抑制につながります。
3.調理員はパートタイマーから正社員に切り替えると、変動費の抑制につながります。
4.カミサリーとは、給食施設が協同で流通センターを設置し、購入・保管・配送を行うシステムのことです。カミサリーに切り替えることで、食材料費の抑制が期待できます。
よって、正しい答えとなります。
5.仕込み食数を増やすと、変動費の引き上げにつながります。
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