管理栄養士の過去問
第24回
公衆栄養学 問160
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問題
第24回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問160 (訂正依頼・報告はこちら)
個人及び集団の食事摂取量に関する基本的な考え方の記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 日間変動は、個人内変動要因の一つである。
b 個人間変動は、個人の習慣的な摂取量を推定する要因である。
c 個人間変動は、集団における個人の分布を規定する要因である。
d 変動係数は、個人内変動と個人間変動の比である。
a 日間変動は、個人内変動要因の一つである。
b 個人間変動は、個人の習慣的な摂取量を推定する要因である。
c 個人間変動は、集団における個人の分布を規定する要因である。
d 変動係数は、個人内変動と個人間変動の比である。
- aとd
- bとc
- aとc
- aとb
- cとd
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この過去問の解説 (5件)
01
・個人間変動:人によって食べる量はさまざまなので、その差のこと。
・変動係数:標準偏差÷平均値で表される。データのばらつきを表すもので、変動係数が大きい場合はばらつきが大きいということになり、習慣的な摂取量を把握するためにたくさんの日数分のデータを取る必要がある。
正解◎a:日間変動=「日によって食べる量が違う」ということなので、個人内変動の要因にあてはまります。
b:個人の習慣的な摂取量は、同一個人内での摂取量のことなので個人間ではなく個人内変動のことです。
正解◎c: 個人間変動は「集団の中で個人個人によってさまざまな分布をする」ことを表すので正解です。
d:変動係数は標準偏差÷平均値で表される、分布のひろがりの係数なので誤りです。
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02
個人間変動とは、集団の中で個々人の食事量の差のことです。
a. 正解です。日間変動は、日毎の食事量の差なので、個人内変動です。
b. 個人間変動は、個人の習慣的な摂取量を推定できません。個人内変動によって推定できます。
c. 正解です。個人間変動は、集団における個人の分布を規定する要因となります。
d. 変動係数(%)=標準偏差/平均値で求めます。
よって正解は3.となります。
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03
個人内変動とは、個人においての食事の日差のことです。一方、個人間変動とは集団においての個々の摂取量の差や分布のことです。
また変動係数は標準偏差÷平均値で求められます。
1.正しいです。日間変動は個人間変動要因の一つです。
2.個人の習慣的な摂取量を推定する要因は個人内変動です。
3.正しいです。個人間変動は個人差や分布を規定する要因の一つです。
4.変動係数は標準偏差÷平均値で求められます。
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04
・個人内変動‐毎日食べる食べ物や食べ方は少しずつ異なっており、日によって食べるものが変わることを日間変動といいます。
それに伴い摂取している栄養素も変化します。これは個人の中での摂取量の変動であるため個人内変動といわれます。
個人内変動は栄養素によって異なっており、摂取量調査にかかる日数はエネルギーやたんぱく質などよりもビタミン類のほうが長くなる傾向にあります。
・個人間変動‐集団の中で摂取量や摂取状況が個人によって異なることを個人間変動と言います。
【詳細解説】
a ○
b 個人の習慣的な摂取量を推定する要因は個人内変動です。
c ○
d 変動係数は、標準偏差/平均(%)で得られます。
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05
a…同じ個人における食事の変動を個人内変動といいます。日間変動(1日ごとの変動)や年間を通しての変動などが個人内変動に影響を及ぼします。
b…個人間変動とは、個人差のこと、すなわち、1人1人の食事の違い(変動)のことを言います。年齢や性別、環境要因や遺伝要因が個人間変動に影響を及ぼします。個人の習慣的な摂取量を推定するには、その対象者自身の食事の変動を調査するので、個人内変動が影響します。
c…文章の通りです。
d…変動係数は、標準偏差/平均値で計算される値です。分布の広がりを比較したいときに使用されます。
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