管理栄養士の過去問
第24回
公衆栄養学 問169
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問題
第24回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問169 (訂正依頼・報告はこちら)
下図は、主要国の食料自給率(カロリーベース)の推移を示している。A~Dに該当する国として、正しいものの組合せはどれか。
- A:オーストラリア--- B:英国---- C:米国----- D:日本
- A:米国------- B:英国------ C:日本----- D:オーストラリア
- A:英国------- B:米国----- C:オーストラリア----- D:日本
- A:米国------ B:オーストラリア---- C:英国----- D:日本
- A:オーストラリア—B:米国----- C:英国----- D:日本
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この過去問の解説 (5件)
01
また、今回の問題では「カロリーベース」の食料自給率なので食料に含まれるエネルギーを用いて計算されますが、ほかにも「重量ベース」「生産額ベース」があります。
・「重量ベース」では食料の重さで計算され、品目別でみる場合などに用いられます
・「生産額ベース」は食品の価格で計算されます。野菜など、カロリーベースではかなり低く計算されるものが的確に反映されます。ただし国によっても相場が違うので国際比較には向いていません。
この計算方法の種類によって値も変わってくるので、注意して問題文を読みましょう。
(ちなみに日本の平成23年のデータではカロリーベースで39%、重量ベースで59%、生産額ベースえ66%となっています)
日本の食料自給率は40%前後と、先進国のなかでもかなり低い位置にいます。
2003年、主要な先進国の中で自給率100%を超えているのはカナダ、アメリカ、フランスで
200%を超えているのはオーストラリアだけです。
これらを前提にみてみると、
Aの200%を超えているのがオーストラリア、
Bの100%越えがカナダかアメリカかフランスになります。
ここでは選択肢にアメリカ(米国)しかないので、米国で決まりです。
40%の低い値をとっているDが日本、Cが英国ですが、
CとDの違いがわからなくても、A,Bが分かれば正解は5と判断できます
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02
主要先進国で比較すると、カナダ258%、フランス129%、アメリカ127%、ドイツ92%、イギリス72%、イタリア61%、日本39%と日本は先進国の中では最低となっています。
数年うちの諸外国のカロリーベース食料自給率に大きく変化はありません。
したがって5のA:オーストラリア、B:米国、C:英国、D:日本が正解となります。
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03
カロリーベースの食料自給率は、国民に供給される食料の熱量全体のうち、国産の食料由来の熱量を示したものです。
「(国民1人1日当たりの国産供給熱量 ÷ 国民1人1日当たり国内総供給熱量)×100」で算出されます。
問題の主要国(米国、英国、オーストラリア、日本)において、主食となる穀類の生産量は「米国(約4億t)>オーストラリア(約5千万t)>英国(約2千万t)>日本(約1千万t)」の順です。
これらが国内で消費される事を考える場合のポイントの1つとして人口が挙げられます。
人口は米国(約3億人)> 日本(約1億人)> 英国(約6千万人)> オーストラリア(約2千万人)となります。
すなわち、人口に対して供給可能な量が多い国から順に食料自給率が高くなるため、オーストラリア > 米国 > 英国 > 日本 となります。
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04
農林水産省の報告によると、先進国のカロリーベース食料自給率は、
オーストラリア:223%
米国:130%
英国:63%
日本:38%
となっています。
よって正解は5.です。
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05
日本の食料自給率(カロリーベース)は1965年頃で約73%、右肩下がりで現在は約40%前後です。
また諸外国においては、アメリカ128%、オーストラリア237%、イギリス70%となっており、世界的に見ても日本の食料自給率がいかに低いかがわかります。
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