管理栄養士の過去問
第29回
社会・環境と健康 問5

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問題

第29回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

相対危険に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • マイナスの値はとらない。
  • コホート研究によって得られる。
  • ハザード比が含まれる。
  • 曝露の除去により予防可能な人口割合を示す。
  • 曝露群と非曝露群におけるリスクの比として求められる。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は 4 です。

問題文は「誤っているもの」を選ぶよう指示している点に注意してください。

【相対危険】
曝露群と非曝露群の疾病頻度の比を表します。
相対危険=曝露群の罹患率/非曝露群の罹患率で求められます。曝露群の疾病の頻度が、非曝露群の何倍になるのかを算出することが出来ます。

1:マイナスになることはないため、マイナス値はとりません。

2:コホート研究や無作為比較試験によって得られます。

3:ハザード比も含まれています。

4:正答。これは寄与危険割合についての記述です。

5:文章の通りです。

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02

1. 危険因子曝露群の罹患リスクから危険因子非曝露群の罹患リスクを割って算出するので0以上の値となりマイナス値にはなりません。よって正となります。

2. 主にコホート研究に用いられるので正となります。

3. ハザード比とは、追跡期間を考慮したリスクの比のことをいいます。追跡期間によりリスクが変化する場合に使用します。相対危険に含まれるので正となります。

4. 曝露の除去により予防可能な人口割合を示すのは、寄与危険割合であるので誤となります。寄与危険割合は、寄与危険が曝露群の罹患リスクに占める割合を示します。

5. 相対危険は、危険因子に曝露した群の罹患リスクと曝露していない群の罹患リスクに対する比で示されるので正となります。

よって正解は、4. となります。

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03

正解は 4 です。

社会・環境と健康/健康状態・疾病の測定と評価からの出題です。

1.正しい記載です。相対危険は曝露群を非曝露群で割って求めますので、0以上の数値になります。

2.正しい記載です。罹患率を求めることのできるコホート研究や無作為比較試験で得られます。

3.正しい記載です。ハザード比は追跡期間中の発生リスクを含んだ罹患率や死亡率なので、含まれています。

4.曝露が原因で罹患した人の割合を求めることができる寄与危険割合の考え方です。

5.正しい記載です。選択肢1の解説にもある通り、曝露群を非曝露群で割って求めます。

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04

相対危険度は暴露群の発生率を非暴露群の発生率で割ることに求めます。暴露因子と疾病発生との関連の強さを示す指標となります。

1.○ その通りです。

2.○ その通りです。

3.○ その通りです。

4.× 暴露の除去により予防可能な人口割合を示すことはできません。

5.○ その通りです。

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