管理栄養士の過去問
第29回
応用栄養学 問90
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問90 (訂正依頼・報告はこちら)
日本人の食事摂取基準 ( 2010年版 ) において、「集団の50%の人が必要量を満たすと推定される摂取量」と定義された指標である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 推定平均必要量 ( EAR )
- 推奨量 ( RDA )
- 目安量 ( AI )
- 耐容上限量 ( UL )
- 目標量 ( DG )
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この過去問の解説 (3件)
01
推定平均必要量とは…集団の50%の人が必要量を満たすと推定される量のことです。
推奨量…集団のほとんどの人(97〜98%)が充足している量のことです。
目安量…集団のある一定の栄養状態を維持するのに十分な量のことです。
耐容上限量…健康障害をもたらすリスクがないと見なされる習慣的な摂取量の上限を与える量のことです。
目標量…生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量のことです。
よって1が正解となります。(2010年版では目標量は生活習慣病の1次予防のためと記載されています。)
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02
1:正答。
2:推奨量(RDA)は、ほとんどの人が充足していると考えられる1日の摂取量です。
3:目安量(AI)は、一定の栄養状態を維持するのに十分な量のことです。
4:耐容上限量(UL)は、健康障害をもたらすリスクがないとされる上限量のことです。
5:目標量(DG)は、生活習慣病の一次予防を目的とした、目標とすべき摂取量です。
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03
応用栄養学/食事摂取基準の基礎的理解からの出題です。
なお、現在食事摂取基準は「日本人の食事摂取基準2015年版」が使われています。
食事摂取基準で栄養素に関しては5つの指標があります。
このうち、摂取不足による健康障害を起こさないために設定されている指標が、推定平均必要量、推奨量、目安量の3つです。
50%の人の必要量を満たすと推定される摂取量が、推定平均必要量。
97~98%の人が充足するとされる摂取量が、推奨量。
推定平均必要量と推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られなかった場合に設定されるのが目安量です。
よって正解は 1 とわかります。
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