管理栄養士の過去問
第32回
臨床栄養学 問119
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問119 (訂正依頼・報告はこちら)
静脈栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 末梢静脈栄養法では、1日に2,000kcalを投与できる。
- 末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は、30%である。
- 中心静脈栄養法は、1週間以上は実施できない。
- 中心静脈栄養法の基本輸液剤には、亜鉛が含まれる。
- 中心静脈栄養法は、在宅では実施できない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.(誤)脂肪乳剤をうまく併用することで1日1000kcal程度、投与可能です。一般に10~14日管理可能とされています。
2.(誤)末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は数%~10%程度です。
3.(誤)中心静脈栄養法は、1週間以上(長期間)の栄養管理が必要な場合に適用されます。
4.(正)中心静脈栄養法の基本輸液剤には、亜鉛の他、微量元素、ビタミンの1日必要量が含まれ、24時間かけて投与します。
5.(誤)中心静脈栄養法は、在宅でも実施可能です。
HPNと呼ばれ、患者さんの家庭での治療や社会復帰を可能にする栄養療法とされています。
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02
1.(誤)腕などの血管から輸液を投与する末梢静脈栄養では、一日に1000kcal程度が上限となります。
2.(誤)末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は数%~10%が限度です。
3.(誤)中心静脈栄養法は、1週間から10日以上、食事が不可能な患者に対して用いられます。逆に末梢静脈栄養は刺突部の炎症を防ぐために1週間以上は実施することができません。
4.(正)正しいです。
5.(誤)中心静脈栄養法は、在宅でも実施可能です。
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03
1:末梢静脈栄養法において1日に投与できる栄養量は800~1200kcal程です。
中心静脈栄養であれば2000kcalの点滴が可能です。
2:末梢静脈栄養法において1日に投与できるアミノ酸濃度は10%程度です。
3:中心静脈栄養法は2週間以上の長期となる場合に適用となります。
したがって1週間以上実施可能です。
4:正解です。中心静脈栄養の基本輸剤に亜鉛は含まれています。
他の微量元素については、微量元素製剤を用いて補います。
5:中心静脈栄養法は在宅でも実施可能です。
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