管理栄養士の過去問
第32回
公衆栄養学 問151

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問題

第32回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問151 (訂正依頼・報告はこちら)

健康日本21( 第二次 )の栄養・食生活に関する目標項目である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 適正体重を維持している者の増加
  • 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加
  • 野菜と果物の摂取量の増加
  • 共食の増加
  • 中学校における学校給食実施率の増加

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「5」

1.(正)適正体重の者の増加は、目標項目のひとつとなっています。BMI 18.5未満(やせ)と25以上の者の割合を減少させることを目標としています。

2.(正)主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加は、目標項目のひとつとなっています。10年後に現在の68.1%から80%とすることを目標としています。

3.(正)野菜と果物の摂取量の増加は、目標項目のひとつとなっています。野菜は1日の平均摂取量を350g以上とすること、果物は1日の平均摂取量を100g未満の者の割合を減少させることを目標としています。

4.(正)共食増加は、目標項目のひとつとなっています。食事を1人で食べる子供の割合を、現在よりも少しでも減らすことを目標としています。

5.(誤)中学校における学校給食実施率の増加は、第3次食育推進基本計画における目標として定められています。


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02

正解は【5】です。

1.(正)適正体重を維持している者の増加は目標項目のひとつとなっています。

2.(正)主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加は目標項目のひとつです。現状は68.1%で目標は80%としています。

3.(正)野菜と果物の摂取量の増加は目標項目のひとつです。食物繊維の適量摂取が期待される量として、1日あたりの平均摂取量350gを目標値としています。

4.(正)共食の増加(食事を1人で食べる子どもの割合の減少)は目標項目のひとつです。共食と健康状態、食物・栄養素摂取量との関連については現在定量的なデータを得ることは困難であり、家族構成や生活環境との関わりも深いことから、目標の設定は、減少傾向という定性的な表現となっています。

5.(誤)中学校における学校給食実施率は、学校給食実施状況等調査で調査される項目です。

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03

答えは(5)

(1)〇 ”適正体重を維持している者の増加”に関しては、20代女性のやせの減少、20~60代男性の肥満者、40~60代女性の肥満者の減少について、数値目標が設定されています。

(2)〇 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加は、”適切な量と質の食事をとる者の増加”の項目に含まれます。

(3)〇 野菜と果物の摂取量の増加も、”適切な量と質の食事をとる者の増加”の項目に含まれています。

(4)〇 ”共食の増加” では、食事を一人で食べるこどもの割合の減少を目標にしています。

(5)✖ 中学校における学校給食実施率の増加は、健康日本21(第二次)には含まれません。

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