管理栄養士の過去問
第33回
食べ物と健康 問57

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問題

第33回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

食品中の汚染物質に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、水に溶けやすい。
  • デオキシニバレノールは、りんごを汚染するカビ毒である。
  • ストロンチウム90は、甲状腺に沈着しやすい。
  • メチル水銀の毒性は、中枢神経系に現れる。
  • アフラトキシンは、調理加熱で分解されやすい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【4】です。

1.ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、水に溶けにくく油に溶けやすいです。

2.デオキシニバレノールは、小麦や大麦、とうもろこし等を汚染するカビ毒です。リンゴを汚染するカビ毒は、パツリンです。

3.ストロンチウム90は、骨(骨髄)に沈着しやすいです。甲状腺に沈着しやすいのは、ヨウ素131です。

4.メチル水銀の毒性は、中枢神経系に現れます。

5.アフラトキシンは、熱に強く、調理加熱では分解されません。

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02

正答は(4)

1.(誤)
ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、水には溶けず、油によく混ざり、有機溶媒によく溶ける性質を持っています。

2.(誤)
デオキシニバレノールは、穀類(特に小麦、大麦及びトウモロコシ)を汚染するカビ毒です。
りんごを汚染するカビ毒はパツリンです。

3.(誤)
ストロンチウム90は、骨に取り込まれやすい性質をもっています。
甲状腺に取り込まれやすいのはヨウ素131です。

4.(正)
メチル水銀の毒性は、中枢神経系に現れます。
生物濃縮性の高い物質で水俣病の原因ともなりました。

5.(誤)
アフラトキシンは、耐熱性が高く、調理加熱ではほぼ分解されません。

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03

正解は≪4≫です。

1 . ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、脂肪に溶けやすいです。


2 . デオキシニバレノールは、麦類を汚染するカビ毒です。


3 . ストロンチウム90は、骨に沈着しやすいです。


4 . メチル水銀の毒性は、中枢神経系に現れます。


5 . アフラトキシンは、調理加熱では分解されません。

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