管理栄養士の過去問
第33回
公衆栄養学 問152
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問題
第33回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問152 (訂正依頼・報告はこちら)
食生活指針(2016年一部改定)に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 生活の質(QOL)の向上を目的としている。
- 食品の組合せは、SV(サービング)を用いて示している。
- 「脂肪は質と量を考えて」としている。
- 「郷土の味の継承を」としている。
- 「食料資源を大切に」としている。
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この過去問の解説 (4件)
01
2 . SV(サービング)を用いて示しているのは「食事バランスガイド」です。
「食事バランスガイド」は「食生活指針」(平成12年3月)を具体的に行動に結びつけるものとして、平成17年6月に厚生労働省と農林水産省が決定しました。
また、「食生活指針」では主食、主菜、副菜を基本に、食事のバ ランスをとるために、
・多様な食品を組み合わせましょう。
・調理方法が偏らないようにしましょう。
・手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう。
としています。
3 . 「脂肪は質と量を考えて」となっており、「動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりまし ょう。」としています。
4 . 「日本の食文化や地域の産物を活かし、 郷土の味の継承を。」としています。
実践としては、
・「和食」をはじめとした日本の食文化を大切にして、日々の食生活に活かしましょう。
・地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しみま しょう。
・食材に関する知識や調理技術を身につけましょう。
・地域や家庭で受け継がれてきた料理や作法を伝えていきましょう。
となっています。
5 . 「食料資源を大切に、無駄や廃棄の少な い食生活を。」としています。
実践としては、
・まだ食べられるのに廃棄されている食品ロスを減らしましょう。
・調理や保存を上手にして、食べ残しのない適量を心がけましょう。
・賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう。
となっています。
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02
2.× 「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」とされていて、特にSVを用いて示されてはいません。SVは、食事バランスガイドで用いられている単位です。
3.〇 2016年の一部改定により、脂肪について‘質’と‘量’を明記し、動物、植物、魚類の脂肪の質にも配慮することとなりました。
4.〇 「日本の食文化や地域の産物を活かし、郷土の味の継承を」とされています。
5.〇 「食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を」とされています。
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03
1.〇 生活の質(QOL)の向上を重要視しています。
2.✖ 食品の組合せは、「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」と示されています。
3.〇 動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとることが推奨されています。
4.〇 「和食」をはじめとした日本の食文化を大切にして、日々の食生活に生かすよう示されています。
5.〇 無駄や廃棄の少ない食生活を目標としています。
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04
2.SV(サービング)は、食生活指針を具体的な行動に結び付けるためのツールとして策定された食事バランスガイドで用いられる単位です。
3.改定により、脂肪の質と量について明記され、動物・植物・魚由来の脂肪をバランスよくとることを掲げています。
4,5.和食や食品ロスに関する呼びかけもされています。
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