管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問34
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問題
第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
呼吸器系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 左気管支は、右気管支より垂直に近い。
- 外肋間筋は、呼気時に収縮する。
- 肺胞膜を介してのガス拡散能は、二酸化炭素より酸素が高い。
- 二酸化炭素は、血液中で重炭酸イオンになる。
- 静脈血の酸素飽和度は、約97%である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:誤
右気管支は左気管支よりも太くて短く、垂直に近い構造をしています。
2:誤
横隔膜が収縮して下がると外肋間筋が収縮し、胸郭が広がることで
肺が膨らんで吸気となります。
呼気時には横隔膜と外肋間筋が弛緩して胸郭が縮みます。
3:誤
呼吸におけるガス交換は、圧勾配の拡散によって行われます。
静脈血が肺動脈から肺胞へ入ると、酸素は肺から血中へと拡散します。
二酸化炭素は血中からは肺へ拡散します。
これは血中の酸素と二酸化炭素の濃度差によって起こります。
肺胞膜を介してのガス拡散能は、酸素より二酸化炭素が高く、
約20倍の差があります。
4:正
血液中の二酸化炭素の多くは重炭酸イオンとして運搬されます。
5:誤
酸素飽和度とは酸素と結合している酸化ヘモグロビンの血中の割合です。
動脈血酸素飽和度は約97%で、静脈血酸素飽和度は約75%です。
酸素飽和度が90%以下になると呼吸不全の可能性があります。
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02
1.(誤)
右気管支は、左気管支より垂直に近い構造をしています。
2.(誤)
外肋間筋は、吸気時に収縮します。
3.(誤)
肺胞膜を介してのガス拡散能は、酸素より二酸化炭素が高いです。
4.(正)
二酸化炭素は、血液中で重炭酸イオンになります。
5.(誤)
動脈血の酸素飽和度は、約97%です。
静脈血の酸素飽和度は、約75%です。
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03
垂直に近いのは右気管支です。
2:×
外肋間筋は、吸気時に収縮します。
呼気時には外肋間筋は弛緩します。
3:×
肺胞膜を介してのガス拡散能は、
酸素より二酸化炭素のほうが約20~30倍高いです。
4:○
二酸化炭素は、血液中で重炭酸イオンになります。
5:×
静脈血の酸素飽和度は、約75%です。
酸素飽和度が約97%あるのは動脈血です。
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