管理栄養士の過去問
第34回
午後の部 問103

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問題

第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問103 (訂正依頼・報告はこちら)

認知症高齢者を支えるためのソーシャルキャピタルの醸成につながる取組である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 地域の保健センターが、認知症に関する情報発信を活発に行った。
  • 地域のコンビニエンスストアが、管理栄養士監修の弁当の宅配を始めた。
  • 地域の栄養教室を修了したボランティアが、高齢者の食事会を開催した。
  • 地域の病院が、在宅患者訪問栄養食事指導のためのスタッフを増やした。

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この過去問の解説 (3件)

01

ソーシャルキャピタルとは、社会とのつながりを促すはたらきかけのことであり、「家族や友人、近所の人たちとの信頼関係」「近所付き合いやサークル活動などのネットワーク」「お互いに助け合ったり、地域貢献しようとする規範」を構成要素としています。

1.×
情報発信は、地域の人とのつながりを促すはたらきかけではないので不正解です。

2.×
弁当の宅配は、地域の人とのつながりを促すはたらきかけではないので不正解です。

3.〇
地域の栄養教室を修了したボランティアが、高齢者の食事会を開催することで、地域の人と人のつながりを促すはたらきかけのきっかけとなり、地域貢献にもなるため正解となります。

4.×
在宅患者訪問栄養食事指導のためのスタッフを増やすことは、地域の人とのつながりを促すはたらきかけではないので不正解です。

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02

ソーシャルキャピタルとは、人と人が協調性をもって行動することで、社会生活に必要な効率性を高める規則、信頼性など、社会に成り立つ組織の特徴のことを指します。
このことから、地域住民を主体にしたボランティアによる「高齢者の食事会の開催」という行動を活発にするうえで、適していると考えられます。

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03

正解:3

ソーシャルキャピタルは、共同体や社会において協調や信頼関係、ネットワークなど社会の結束力を指します。人々の社会的交流を促すことで、ソーシャルキャピタルの醸成につながり、結果的に社会の効率性を高め、健康づくりに貢献します。「健康日本21」においてもソーシャルキャピタルの活用を推進しています。
地域の栄養教室を修了したボランティアが高齢者の食事会を開催し、社会的交流をおこなうことで、ソーシャルキャピタルの醸成に繋がります。

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