管理栄養士の過去問
第35回
午前の部 問37
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問題
第35回 管理栄養士国家試験 午前の部 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
妊娠、分娩および乳汁分泌に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 妊娠0週0日は、受精卵が着床した日である。
- ヒト絨毛性ゴナドトロピン( hCG )は、黄体を退縮させる。
- インスリンは、母体から胎児へ移行する。
- オキシトシンは、子宮筋を収縮させる。
- プロラクチンは、射乳を起こす。
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この過去問の解説 (3件)
01
正答は(4)
1.(誤)
妊娠0週0日は、妊娠する前の最終月経の開始日です。
2.(誤)
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、黄体の分解を防ぎます。
3.(誤)
インスリンは、母体から胎児へ移行しません。
しかしながら、糖分は母体から胎児へ移行する為、胎児は自身で血糖を調整しようとします。
4.(正)
オキシトシンは、子宮筋を収縮させます。
5.(誤)
プロラクチンは、乳汁の合成等を促します。
射乳を引き起こすのはオキシトシンです。
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02
1.間違いです。
妊娠0週0日とは、最後の月経における初日を指します。
2.間違いです。
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、黄体を発達させるホルモンです。
3.間違いです。
インスリンの作用は、母体から胎児へ移行することはありません。
4.正しい答えです。
オキシトシンの作用の1つに、子宮筋を収縮させるというものがあります。
5.間違いです。
プロラクチンは、乳汁産生促進作用をもちます。
射乳を起こすホルモンは、オキシトシンです。
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03
1.誤
妊娠0週0日は、最終月経開始日です。
2. 誤
ヒト絨毛性ゴナドトロピンは黄体を刺激し、エストロゲンとプロゲステロンを分泌させて、妊娠を維持させます。
3. 誤
インスリンは、胎盤を通過できません。胎盤を通過するのは、グルコースです。糖尿病などで、母体がグルコースを取り込みにくくなると、胎児にグルコースが供給され、胎児が大量のインスリンを分泌します。インスリンには成長促進作用があるため、巨大児分娩のリスクが高くなります。
4. 正
オキシトシンは、下垂体後葉から分泌され、子宮筋を収縮します。
5.誤
プロラクチンは、下垂体前葉から分泌され、乳腺の発達と乳汁の分泌を促進させます。
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