管理栄養士の過去問
第35回
午前の部 問38

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問題

第35回 管理栄養士国家試験 午前の部 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

赤血球に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 赤血球は、中央が膨らんだ円盤状の構造をもつ。
  • ABO血液型がO型の場合、赤血球の表面にはA抗原とB抗原が発現している。
  • 赤血球の寿命は、約1か月である。
  • 網赤血球は、寿命を終えた赤血球である。
  • 低酸素環境下で、赤血球数は増加する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.間違いです。

赤血球は、中央がくぼんだ円盤状の構造をしています。

2.間違いです。

O型である場合、赤血球の表面に、A抗原およびB抗原とも発現しません。

A抗原、B抗原ともに発現するのは、AB型です。

3.間違いです。

赤血球の寿命は、約120日だといわれています。

4.間違いです。

網赤血球は、成熟前の赤血球のことを指します。

5.正しい答えです。

低酸素環境下では、体内で酸素を多く取り込もうとして血液を多く作ろうと働きかけます。

よって、赤血球数は増加します。

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02

1. 誤

赤血球は、中央が凹んだ円盤状の構造を持ちます。

2. 誤

O型は、A抗原もB抗原も存在しません。A型はA抗原、B型はB抗原、AB型はA抗原とB抗原が存在します。

3. 誤

赤血球の寿命は、120日です。

4. 誤

網赤血球は、赤血球になる前の血球です。

前赤芽球、赤芽球、網赤血球、赤血球になります。

5. 正

酸素が欠乏すると、エリスロポエチンの分泌が増加し、赤芽球への分化を促進させます。よって、赤血球の賛成が増加します。

参考になった数6

03

正答は(5)

1.(誤)

赤血球は、中央がくぼんだ円盤状の構造をもちます。

2.(誤)

ABO血液型がAB型の場合、赤血球の表面にはA抗体とB抗体が発現しています。

また、O型の場合、赤血球の表面には抗原は存在しません。

3.(誤)

赤血球の寿命は、約4か月であるとされています。

4.(誤)

網赤血球は、幼弱な赤血球です。

寿命を終えた赤血球は脾臓で破壊されます。

5.(正)

低酸素環境下で、赤血球数は増加します。

参考になった数6