管理栄養士の過去問 第35回 午後の部 問131
この過去問の解説 (3件)
正答は(オボアルブミンは、加熱により抗原性が低下する。)
(誤)
乳糖不耐症は、アレルギーではありません。
乳糖不耐症は、乳糖(ラクトース)を消化吸収する為に必要なラクターゼの分泌不足によって引き起こされます。
(正)
オボアルブミンは、加熱により抗原性が低下すると言われています。
オボアルブミンとは、卵白を構成する主要なたんぱく質で、卵アレルギーの原因物質の一つであると言われています。
(誤)
グルテンは、加熱しても抗原性に変化はないと言われています。
(誤)
鶏卵アレルギーでも、鶏肉を除去する必要はありません。
鶏卵と鶏肉の構成するたんぱく質が異なる為です。
(誤)
大豆は、特定原材料(卵、小麦、えび、かに、そば、落花生、乳、くるみ)には含まれません。
特定原材料に準ずるもの(任意表示)に含まれています。
(※令和5年3月9日の食品表示基準改正により、特定原材料に「くるみ」が追加されました。)
正解は【オボアルブミンは、加熱により抗原性が低下する。】です。
× 乳糖不耐症はアレルギーではないため、不正解です。
◯ 卵白を構成するオボアルブミンは、加熱することにより抗原性が低下します。
× グルテンは加熱しても抗原性は変化しないため不正解です。
× 構成する主要たんぱく質が異なるため、鶏卵アレルギーであっても、鶏肉を除去する必要はありません。
× 特定原材料は、卵・乳・小麦・そば・えび・かに・落花生・くるみです。
(※令和5年3月9日の食品表示基準改正により、「くるみ」のアレルギー表示が義務化されました。)
正解は「オボアルブミンは、加熱により抗原性が低下する。」です。
間違いです。
乳糖不耐症はアレルギーではなく、乳糖を分解する酵素であるラクターゼが体内で不足していることが原因で起こる疾患です。
正しい答えです。
オボアルブミンは、加熱変性により、抗原性が低下します。
また、同じ卵たんぱく質のオボムコイドについては、加熱変性後も、抗原性の低下はみられません。
間違いです。
グルテンは、小麦たんぱく質です。
加熱しても、抗原性の変化はありません。
間違いです。
鶏卵アレルギーであっても、鶏肉の除去は必要ありません。
間違いです。
大豆については、特定原材料ではないため、表示義務はありません。
表示義務があるのは、小麦・卵・乳・そば・落花生・エビ・カニ・くるみの8品目です。
(※令和5年3月9日の食品表示基準改正により、「くるみ」のアレルギー表示が義務化されました。)
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