管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問1
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
減塩教室におけるPDCAサイクルのうち、A(Act)に該当するものである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- アンケートにより参加者の満足度の集計を行った。
- 参加する対象者の選定を行った。
- 評価項目を定めた。
- 参加者の要望を受けて新たなプログラムを検討した。
- 開催中にスタッフによる指導内容を記録した。
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この過去問の解説 (4件)
01
PDCAサイクルとはPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)を繰り返し行うことで、プログラムの評価・改善を行う一連の流れのことです。
①× 満足度の集計は「評価」に当たるので、C(Check)となります。
②× 対象者の選定は「計画」に当たるので、P(Plan)となります。
③× 評価項目を定めるのは計画時に行いますので、P(Plan)となります。
④○ 要望を受け、改善を図るため、A(Action)となります。
⑤× 記録は教室開催中に行われることなので、D(Do)となります。
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02
正答は【4】です。
PDCAサイクルについて、復習しましょう。
PDCAサイクルとは、Plan(計画) → Do(実行) → Check(評価・検証) → Action(改善)という、一連の流れで行われます。
社会・環境と健康、給食経営管理論、さらには、応用力分野において、よく出題されます。
1.×:減塩教室を行い(Do)、参加者のアンケート結果をもとに、次の教室(Action)に活かすため、Check(評価・検証)となります。
2.×:参加する対象者の選定は、減塩教室を行う前に決めなければいけないため、Plan(計画)となります。
3.×:解答2と同様に、評価の指標も、事前に決めなければいけないため、Plan(計画)となります。
4.〇:参加者の要望を受けて、新たなプログラムを検討することは、次の計画(Plan)にフィードバックされるため、Action(改善)となります。
5.×:指導内容を記録することは、減塩教室開催中に行っていることなので、Do(実行)にあたります。Check(評価・検証)と間違えやすいですが、Checkは実施後に行うものなので、いつ行われているかという点についても、考えて解答していきましょう。
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03
PDCAサイクルとは問題解決の手法のことで、業務の品質改善として広く利用されています。PDCAは、Plan(計画)、DO(実施)、Check(評価)、Action又はAct(改善)の頭文字をとったもので、P→D→C→A→P……と、繰り返し業務を見直し、改善を行います。
問題文中のAは改善のことです。
✕
「アンケートにより参加者の満足度の集計を行う」のは、減塩教室の実施後なので、C(評価)です。
✕
「参加する対象者の選定」は、減塩教室の実施前なので、P(計画)です。
✕
「評価項目を定める」のは、減塩教室の実施前なので、P(計画)です。
〇
「参加者の要望を受けて新たなプログラムを検討した」のは、減塩教室を実施して評価した後なので、A(改善)です。
✕
「開催中に」なので、D(実施)です。
「PDCAサイクル」という言葉を理解して、問題を解くようにしましょう。
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04
PDCAサイクルとは、
Plan(計画)
Do(実行)
Check(評価・検証)
Action(改善)
という流れで行います。
満足度の集計を行うことにより、減塩教室の評価を知ることができるため、checkとなります。
選定を行うことは教室を開くための準備の段階に行います。
そのため、Planとなります。
評価項目は、教室を開き評価を受けるために必要なものを準備することに値するため、Planとなります。
今回の減塩教室の結果を経て、次回のプログラムに結果を反映させているため、Actとなります。
指導内容(行なったこと)を記録しているため、Doとなります。
PDCAサイクルの一連の流れ、計画を立ててから実行、振り返りまでの流れを覚えるようにしましょう。
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