管理栄養士 過去問
第39回
問151 (午後の部 問54)
問題文
地域において公衆栄養プログラムを展開するための社会資源に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第39回 問151(午後の部 問54) (訂正依頼・報告はこちら)
地域において公衆栄養プログラムを展開するための社会資源に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 民間企業は、スマート・ライフ・プロジェクトに参画することができない。
- 食生活改善推進員は、市町村の職員として公衆栄養活動を行う。
- 栄養ケア・ステーションは、市町村が設置する。
- 行政の管理栄養士の役割として、食育推進のためのネットワークの構築がある。
- 地域ケア会議は、都道府県知事が開催する。
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この過去問の解説 (2件)
01
公衆栄養プログラムは、健康維持・増進を目的として食に関する情報を提供し、健康習慣の啓発を行なう活動のことをいいます。
主な活動内容に、健康づくり(食生活改善、禁煙促進、運動習慣の定着等)・食育(子供から高齢者まで幅広い世代への食育活動)・食支援(低栄養の高齢者等、食の確保に問題を抱える人への支援) その他様々な活動があります。
✕ 不正解です。
スマート・ライフ・プロジェクトとは、「国民全体が人生の最後まで元気に楽しみながら健康な毎日を送ることを目標にした国民運動」のことです。企業や団体、自治体が中心となり呼びかけを行なうことで健康の輪を広げ、健康寿命の延伸を推進しています。
✕ 不正解です。
食生活改善推進員はボランティア団体であり、市町村の職員ではありません。
市町村が開催する養成講座を受講終了後に活動を行なうことができます。
✕ 不正解です。
栄養ケアステーションの設置は、都道府県栄養士会が中心となって行います。
○ 正解です。
行政の管理栄養士の役割は、地域住民のために食を通じた様々なサポートを行なうことです。健康に関する教育、食育推進、食環境の整備、災害時の栄養管理、栄養調査等が該当し、食育推進のためのネットワーク構築も含まれます。
✕ 不正解です。
地域ケア会議は、地域包括支援センターまたは市町村が主催します。
高齢者や障害者など支援を必要とする地域住民が、安心して生活を送れることを目標とし、関係機関や専門家が連携して課題を話し合う会議です。
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02
公衆栄養活動の目的は個人や集団全体の健康の保持・増進で、社会資源とはニーズを充足するために用いられる有形・無形の資源であり制度・機関・人材・資金・具術・知恵等のことを指しています。
×
民間企業は、スマート・ライフ・プロジェクトに参画することができます。
スマート・ライフ・プロジェクトとは、「健康寿命を延ばそう」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に楽しみながら健康な毎日を送ることを目標にした国民運動のことです。プロジェクトに参画する企業・団体・自治体と協力しながら、運動、食生活、禁煙、検診・健診の受診、女性の健康について具体的なアクションの呼びかけを行い、健康の輪を広げていくことでさらなる健康寿命の延伸を推進しています。
×
食生活改善推進員とは、「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに生涯における健康づくり活動を、食を通して地域において推進している食の健康ボランティアです。食生活改善推進員の養成は市町村に委譲され実施されることになっています。
〇
行政の管理栄養士の仕事は、生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底、次世代や高齢者の健康保持増進のための効率的・効果的な栄養指導、健康危機管理への対応、そして食育推進のネットワークの構築など多岐にわたります。
×
地域ケア会議は地域包括支援ケアセンターか市町村が主催者となり開催されています。
正しいのは、「行政の管理栄養士の役割として、食育推進のためのネットワークの構築がある。」です。
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