ケアマネの過去問
平成27年度(第18回)
保健医療サービス分野 問36

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1、4、5 です。

2 慢性硬膜下出血は、頭部外傷を原因として血液がたまり血腫となり、それが徐々に大きくなって脳を圧迫するため、意識障害や認知機能の低下などが生じます。
  血腫を外科手術で取り除くことにより、元の認知機能レベルにまで治癒するとされています。

3 閉塞性動脈硬化症の特徴は、歩行時には下肢痛が生じ、立ち止まって休むと痛みが軽減します。
  この特徴は「間欠性跛行」といわれます。

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02

1:いずれもパーキンソン病の特徴です。

2:血腫を取り除くことによって血腫による脳への圧力がなくなり、改善が期待できます。

3:閉塞性動脈硬化症の特徴に間欠性跛行があります。歩いているときには痛み、休むと痛みが軽減します。

4:感覚神経の損傷によって感覚障害が生じます。

5:設問の通りです。

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03

正解は1・4・5です。

1 正解→パーキンソン病は中高年に多くみられ、筋の硬直・固縮、振戦、運動性低下(無動)、仮面様顔貌、突進現象などを特徴的症状とする錐体外路系退行性変性疾患です。中脳の黒質に主病変があり、ドパミン代謝異常がみられます。


2 不正解→慢性硬膜下血腫とは頭部打撲後、通常1~2ヶ月かけて頭蓋骨の下にあり、脳を覆っている硬膜と脳の隙間に血がたまっていく病気です。およそ2・3週間~2・3ヶ月過ぎた時期に徐々に強くなる頭痛、半身の脱力としびれ、物忘れと歩行障害で気がつかれることが多く、高齢者の場合には認知症と間違われることもあります。正しい診断と治療が行われれば、症状の改善が見込めます。


3 不正解→閉塞性動脈硬化症では、動脈血が流れて酸素供給が足りている時には歩行が可能ですが、しばらく歩くと、血流不足から酸素供給が不足し、疼痛・しびれ・筋力低下といった症状から跛行(足を引きずって歩く状態)がみられ、そのうち歩行できなくなります。そして、しばらく休むと歩行できるようになります(間欠性跛行)。


4 正解→脊髄損傷は、運動機能、感覚機能、膀胱機能、及びその他多くの身体機能に変化を引き起こす可能性があります。その変化の程度は、脊髄の損傷がどの部位で起きたかによって異なります。損傷を受けた脊髄の部位より下位の身体各部と脳の連絡が障害されます。


5 正解→水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染した時は水痘(みずぼうそう)となります。治癒後に身体内に潜伏していたウイルスが、免疫力低下などにより、再活性化して発病したときは帯状疱疹となります。一定の神経走行部位に一致して帯状に分布する発赤を伴う小さな水泡と神経痛に似た疼痛で、片側性にみられることが多いです。抗ウイルス剤の使用によるウイルスの抑制が治療の主となるため、ウイルスが増殖する前になるべく早く使用して、後遺症が残らないようにする(神経が傷つけられないようにする)ことが大切です。

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