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ケアマネの過去問 平成27年度(第18回) 保健医療サービス分野 問43

問題

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認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
   1 .
パーソン・センタード・ケア(PCC)は、介護者の効率を優先し、薬物療法等の医療を中心とした認知症のケアである。
   2 .
初期では基本的ADLは保たれるが、中期には基本的ADLに支援が必要になるなど、認知症の進行過程により症状やケアの方法が異なる。
   3 .
BPSD(認知症の行動・心理症状)は、脳の病変により症状が生じるため、個人因子や環境因子の影響は受けない。
   4 .
アルツハイマー型認知症の初期症状としては、近時記憶の障害が著しい。
   5 .
認知症初期集中支援チームは、認知症が疑われる者やその家族を複数の専門職が訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的に行う。
( ケアマネジャー試験 平成27年度(第18回) 保健医療サービス分野 問43 )
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この過去問の解説 (3件)

30
1:PCCは認知症の人の気持ちを介護者が汲み取って、本人の意向に沿ったケアを行なうことをいいます。設問は介護者中心の間違ったケアといえます。

2:設問の通りです。

3:BPSDは個人因子や環境因子の影響を大きく受けます。脳の病変による症状は中核症状といわれます。

4:アルツハイマーの初期症状は健忘であり、近時記憶が傷害されます。

5:設問の通りです。

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16
正解は 2、4、5 です。

1 PCCは、決して介護者優先ではなく、認知症の方を一人の人間として尊重し、その人らしさをケアの中心に意向に沿ったケアを行うことをいいます。

3 BPSDは、その他の個人因子や環境因子の影響も大きいものです。

7
正解は2・4・5です。

1 不正解→パーソン・センタード・ケアとは、認知症の症状がある人を一人の「人」として尊重して、その人の立場に立って考えてケアを行おうとする認知症ケアの一つの考え方です。この考えは1980年代末にイギリスで提唱されたものであり、世界にも広がってきています。


2 正解→認知症は一度獲得した知的機能が、大脳の障害によって衰退して日常生活に支障をきたす状態です。主に、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあります。認知症の分類によって進行の様相に違いがありますが、初期に保たれていたADLは症状の進行とともに介助が必要になってきます。その状態像によってケアの方法を変えていく必要性があります。


3 不正解→認知症の症状のうち、脳の病変で症状が生じるのは中核症状です。中核症状は記憶障害、見当識障害、失認、失行、失語、実行機能障害、判断力の障害などです。
周辺症状は、中核症状に本人の性格や身体状況や環境などの要因が加わることで二次的に出てくる症状です。徘徊、物盗られ妄想、幻覚、妄想、せん妄、暴言・暴力、興奮、抑うつ、不眠、昼夜逆転、ろう便、失禁などがあり、その人それぞれ症状が異なってきます。


4 正解→アルツハイマー型認知症の初期症状は海馬が関連する近時記憶が障害されるため、少し前のことを忘れたり、同じことを何回も言ったり聞いたりしたり、置き忘れやしまい忘れが現れます。即時記憶も保たれているため、話し相手との会話はほぼ成立します。過去に起こった遠隔記憶も保たれているため、過去のできごとの話もできます。


5 正解→下記参照

介護保険制度は要介護者を対象にした介護給付、要支援者を対象にした予防給付、第一号被保険者を対象にした地域支援事業の3つの柱で構成されています。

地域支援事業は「介護予防・日常生活支援総合事業」「包括的支援事業」「任意事業」の3つです。

(以下、厚生労働省資料より)
「認知症初期集中支援チーム」は「包括的支援事業」の中の事業で、複数の専門職が家族の訴え等により認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的(おおむね6ヶ月)に行い、自立生活のサポートを行うチームをいいます。

対象者は40歳以上で、在宅で生活しており、かつ 認知症が疑われる人又は認知症の人で以下の いずれかの基準に該当する人とします。

◆医療サービス、介護サービスを受けていない人または中断している人で以下のいずれかに該当する人
(ア) 認知症疾患の臨床診断を受けていない人
(イ) 継続的な医療サービスを受けていない人
(ウ) 適切な介護保険サービスに結び付いていない人
(エ) 診断されたが介護サービスが中断している人

◆医療サービス、介護サービスを受けているが認知症の行動・心理症状が顕著なため、対応に苦慮している人

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