ケアマネの過去問
平成27年度(第18回)
福祉サービス分野 問49
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問題
ケアマネジャー試験 平成27年度(第18回) 福祉サービス分野 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
支援困難事例への基本的アプローチとして、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 利用者への支援では、取り組みの主体を本人自身におく考え方が重要である。
- 本人の人生、人生観、生き方、価値観等について、理解をより深めることが重要である。
- 自尊心が傷つき、敗北感を抱えた人に対しても、本人が現実と向きあい、自分の環境に働きかけられるよう、支えていく必要がある。
- 利用者自身による問題解決を推し進めるためには、本人の感情表現を促してはならない。
- 本人が決めたことを大事にすることが重要であり、本人が決めるプロセスは考慮しなくてよい。
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この過去問の解説 (3件)
01
4 利用者自身の問題解決を推し進めるため、という目的をもって感情表現を促すことで、問題解決につながることがあります。
5 本人が決めたことのプロセスを尊重することも大切です。
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02
4:本人の感情表現を促すことで、問題解決につながる場合があります。
5:プロセスは重要です。
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03
1 正解→介護支援専門員は利用者が単なる援助の受け手ではなく自らの問題解決に積極的に向き合うことへの支援をする必要性があります。利用者自らがどのように対処していけばよいかを考え、実行する主体者です。
2 正解→利用者の直面する問題は、利用者のもつ「さまざまな力」と、利用者を取り巻く周囲の環境との相互作用のなかで生みだされます。また、過去から現在へと至る様々なできごとの中で形成された相互作用を理解することが必要になります。
3 正解→加齢や疾病、障害などにより、自立した主体的な生活をあきらめたり、将来に対して不安を感じる利用者は多いです。介護支援専門員は、その不安を単に利用者の心理的な問題としてとらえるのではなく、福祉サービスや社会システム全体における課題から派生するものだということを常に意識しなければなりません。利用者の抱える問題を解決するためには、個別的な援助のみならず、施設や社会全体へ働きかけるなど幅広い援助活動を展開することが必要です。
4 不正解→効果的な援助を展開するためには利用者との信頼関係が重要です。個別援助技術における原則としてバイスティックの7原則がありますが、その中の「意図的な感情表現の原則」は利用者の感情表現を大切にする必要があるという原則です。この原則は援助者の意図的な働きかけによって利用者の感情を導き出し、共感的理解を通じて利用者自身の機能を高めようとするものです。
5 不正解→介護支援専門員は、利用者が積極的に自らの問題解決の過程(援助関係)にかかわるように支援していく必要性があります。利用者の自立への意欲を引き出すことで利用者自らがどのように問題に対処していけばよいかを考え、自分で実行していくことができるように、介護支援専門員が支援していきます。
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