ケアマネの過去問
平成30年度(第21回)
保健医療サービスの知識等 問26

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問題

ケアマネジャー試験 平成30年度(第21回) 保健医療サービスの知識等 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者に多い症状や疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。
  • パーキンソン病の臨床的重症度の評価は、NYHAの重症度分類によって行う。
  • 狭心症の発作に対しては、ニトログリセリン製剤の投与が効果的である。
  • 褥瘡は、大転子部には発症しにくい。
  • 疥癬は、集団感染の危険性がある。
  • 肝不全の症状として、食欲不振、全身倦怠感。黄疸がみられることが多い。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.✖️ パーキンソン病の評価ツールは「ホーエン・ヤール」です。問題のNYHAは心不全の評価ツールです。

2.◯ 問題の通りです。舌の下に入れて溶かします。

3.✖️ 大転子部や仙骨など骨突出部位に出来やすいです。

4.◯ 問題の通りです。接触により感染します。

5.◯ 問題の通りです。黄疸は特徴的な症状です。

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02

正解は2、4、5です。

1、パーキンソン病の評価ツールは「ホーエン・ヤール」であり、NYHAは心不全の評価ツールです。

2、狭心症の発作に対しては、ニトログリセリンが効果的です。
ニトログリセリン錠の舌下やニトロールスプレーの口腔内噴霧を行います。
ニトログリセリンは冠動脈を拡張させる作用があり、同時に末梢の動脈も拡張させて血圧を下げる効果があります。

3、褥瘡は、人の体で骨が出っ張っているところで起きやすいです。
大転子部も好発部位の一つです。

4、疥癬はヒゼンダニが皮膚に寄生し、人から人へ感染する疾患です。
病院や高齢者施設では集団感染の危険性があります。

5、肝不全の症状として、食欲不振、全身倦怠感、黄疸が挙げられます。その他にも腹水が溜まったり、肝性脳症を起こしたりすることもあります。

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03

1.✖️ NYHAは心不全の評価ツールです。パーキンソン病の評価ツールは「ホーエン・ヤール」です。

2.◯ 問題の通りです。舌の下に入れて溶かす薬剤は「舌下錠」とよばれ、薬物を口腔粘膜から吸収させることで急速な効果を期待するときに使用されます。

3.✖️ 大転子部や仙骨など骨突出部位に出来やすいです。

4.◯ 問題の通りです。接触により感染します。

5.◯ 問題の通りです。黄疸は特徴的な症状です。黄疸は肝臓の機能が低下することで、ビリルビンと呼ばれる黄色の色素の処理が出来なくなり、血中で増加することで現れます。

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