ケアマネの過去問
令和2年度(第23回)
福祉サービスの知識等 問48
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問題
ケアマネジャー試験 令和2年度(第23回) 福祉サービスの知識等 問48 (訂正依頼・報告はこちら)
ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- インテーク面接で得られた情報が少ない場合には、それを記録する必要はない。
- クライエントの主訴のとおりに援助計画を立てることが、重要である。
- モニタリングとは、援助計画の進捗を定期的、継続的に観察して評価することである。
- 多職種連携の際は、誰もが支援できるように、それぞれの役割を曖昧にすることが重要である。
- クライエントとソーシャルワーカーとの契約とは、両者の間で焦点となる問題や目標を明らかにして、援助に関する合意をすることである。
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この過去問の解説 (4件)
01
インテーク面接とは、相談者がどういう相談内容を抱え、問題は何かを明らかにする初対面の面接です。丁寧に話を聞き、記録に残すことが基本です。
2.×
利用者の問題解決へ向けて、援助者と共に協力しながら援助計画の作成を進めていきます。クライエントの主訴だけで援助計画は作成しません。
3.〇
モニタリングとは、ケアプランに沿って適切にサービスが実施されているかなどを定期的、継続的に点検や評価をすることです。
また、モニタリングにより、新たな課題が見つかった場合は、ケアプランの調整も行われます。
4.×
多職種連携は、役割を明確にする必要があります。
5.〇
問題文通りです。ソーシャルワーカーとクライエントは協同し、目標達成のための具体的な行動や評価について合意をすることです。
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02
2:不適切です。クライエントの主観だけでなく、アセスメントの結果などもふまえた内容で援助計画を立てます。
3:適切です。モニタリングとは、援助計画が問題なく適合しているかを定期的・継続的に観察し評価していくことです。
4:不適切です。多職種が連携する際は、円滑に支援が行えるように、それぞれの役割を明確にしておくことが大事です。
5:適切です。クライエントとソーシャルワーカーとの契約とは、両者の間で焦点となる問題や目標を明らかにして、援助に関する合意をすることです。
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03
正解は3、5です。
1 ×
基本的に、得られた情報については、
情報量にかかわらず記録しておくことが大切です。
特にインテーク面接においては、
生年月日や主訴や家族歴などの情報を得ます。
それらはクライエントの基本的な情報として、
フェイスシートにまとめられ、
それ以降の支援の際に活用されます。
2 ×
情報収集、アセスメントを経て援助計画を立てますが、
主訴だけでなく、
アセスメント結果も踏まえて、
クライエントの問題解決を図ることができるよう計画を立案します。
3 ○
モニタリングとは、
立案した援助計画の進捗状況を
定期的、かつ継続的に観察、評価することです。
4 ×
他職種連携の際は、
各職種がその専門性を発揮できるよう
それぞれの役割を明確化することが大切です。
5 ○
クライエントとソーシャルワーカーとの間での「契約」とは、
ソーシャルワークの援助やサービスの利用に関して
両者が合意することを指します。
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04
1. 誤り。インテークとは、支援の初期段階において、利用者やその家族から事情を聴き、課題を明確化することです。そのため、情報が少なくても記録しておく必要があります。
2. 誤り。クライエントの主訴を傾聴することが必要ですが、本当にクライエントのためになる要望であるのかを検討し、支援を考えていくことが望ましいです。
3. 正答。モニタリングとは、介護サービス計画に沿った支援が適切に実施されているのか、目標が達成されているのかなどを継続的に把握・評価することです。そのため、設問は正しいです。
4. 誤り。多職種連携とは、異なる専門性をもった職種が共有した目標に向けて共に働くことです。役割を曖昧にするのではなく、各々の専門性を生かしつつ、情報を共有して支援していく方法です。
5. 正答。クライエントとソーシャルワーカーとの契約は、設問の通り、両者で問題や目標を明確化し、援助について合意することです。
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