ケアマネの過去問
令和2年度(第23回)
福祉サービスの知識等 問49
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問題
ケアマネジャー試験 令和2年度(第23回) 福祉サービスの知識等 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
ソーシャルワークにおける集団援助として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 地域包括支援センターの社会福祉士による一人暮らしの高齢者を集めた生きがいづくりのためのプログラム活動
- 医療機関における医療ソーシャルワーカーによる入院中のクライエントへの相談支援
- 社会福祉協議会の職員と民生委員による「福祉マップ」の作成
- 精神科クリニックで行われるアルコール依存症患者の家族を対象とした交流活動
- NPO法人のスタッフと地域住民による高齢者の見守り活動
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この過去問の解説 (4件)
01
①個人・家族に対するソーシャルワーク
⇒個人との面接を通して問題を解決していく
②集団に対するソーシャルワーク
⇒利用者がグループのプログラム活動に参加すること で個人の成長や発達を援助していく
➂地域と制度に対するソーシャルワーク
⇒地域社会に働きかけ社会資源を調整、開発したり、制度の開発や改善を推進する
1.〇
「一人暮らしの高齢者を集めている」ので、集団に対するソーシャルワークです。
2.×
「入院中のクライエント」なので、個人・家族に対するソーシャルワークです。
3.×
地域におけるソーシャルワークは、社会福祉協議会、NPO法人、地域包括支援センターなどで行われます。
4.〇
「精神科クリニックで行われるアルコール依存症患者の家族」なので、集団に対するソーシャルワークです。
5.×
「NPO法人、地域住民による見守り活動」なので地域と制度に対するソーシャルワークです。
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02
集団援助とは、個々が属している集団において、メンバー同士が相互に関係し、メンバーそれぞれを発展させていけるよう、集団やメンバー同士の関係性を対象あるいは媒介として援助を行っていく方法です。
1. 正答。高齢者一人では解決できない問題を、同じ一人暮らしの高齢者という集団の中で解決していく点で集団援助と言えます。
2. 誤り。個人を対象とした支援であるため、集団援助ではなく個別援助となります。
3. 誤り。福祉マップの作成は、社会的な問題に着目し、地域社会を対象または媒介として援助を行う、地域援助技術(コミュニティワーク)と考えられます。
4. 正答。アルコール依存症という同じ障害を持つ集団の中で問題解決を行なっていく集団援助です。
5. 誤り。高齢者の見守り活動という地域社会に対する介入であり、集団ではなく地域援助にあたると考えられます。
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03
正解は1、4です。
集団援助は、
個別援助、地域援助と並び、
ソーシャルワークにおける援助のひとつです。
集団援助では、
社会生活の練習の場、
生きがいづくり、レクリエーション、
作業(福祉的就労)などを提供し、
個々のメンバーの成長発達を支援します。
1 ○
一人暮らしの高齢者の生きがいづくりを支援する集団援助と考えられます。
2 ×
病院における入院中のクライエントの相談支援は、
個別支援と考えられます。
3 ×
社会福祉協議会の職員と民生委員による
福祉マップの作成は、
地域社会の福祉問題やニーズの解決であると考えられるので、
地域援助であるといえます。
4 ○
患者の家族が集まって交流を図る、
いわゆる家族会活動は、
集団援助のひとつと考えられます。
5 ×
N P O法人スタッフと地域住民による
高齢者の見守り活動は、
地域社会に暮らす人々が主体となって
支援する活動と考えられるので、
地域援助であるといえます。
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04
2:個人・家族に対するソーシャルワークになります。
3:地域に対するソーシャルワークになります。
4:人々の集団としての活動を通して、各個人の成長と発達、問題を解決する支援であるため、集団に対するソーシャルワークとなります。
5:地域に対するソーシャルワークになります。
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