ケアマネの過去問
令和5年度(第26回)
福祉サービスの知識等 問12

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問題

ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 福祉サービスの知識等 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

指定介護老人福祉施設について正しいものはどれか。3つ選べ。
  • 可能な限り居宅での生活への復帰を念頭に置いて、入所者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにすることを目指さなければならない。
  • 家庭的な雰囲気を保つため、廊下幅は1.6m以下としなければならない。
  • 入所者が可能な限り離床して、食堂で食事を摂るよう支援しなければならない。
  • 常勤の生活相談員を配置しなければならない。
  • 食事の提供又は機能訓練に支障がない広さがあっても、食堂と機能訓練室を同一の場所とすることはできない。

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この過去問の解説 (2件)

01

介護老人福祉施設には、さまざまな取り決めがあります。介護老人保健施設などとあわせて違いをおさえておきましょう。

選択肢1. 可能な限り居宅での生活への復帰を念頭に置いて、入所者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにすることを目指さなければならない。

適切です。「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第1条2にて規定されています。

選択肢2. 家庭的な雰囲気を保つため、廊下幅は1.6m以下としなければならない。

不適切です。「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第3条8に「1.8m以上とすること」と規定されています。

選択肢3. 入所者が可能な限り離床して、食堂で食事を摂るよう支援しなければならない。

適切です。「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第14条に規定されています。

選択肢4. 常勤の生活相談員を配置しなければならない。

適切です。「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第2条5に規定されています。

選択肢5. 食事の提供又は機能訓練に支障がない広さがあっても、食堂と機能訓練室を同一の場所とすることはできない。

不適切です。「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」において、「当該食事の提供又は機能訓練に支障がない広さを確保することができるときは、同一の場所とすることができるものとする」とされています。

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02

介護保険法第8条によると、

介護老人福祉施設は、老人福祉法に規定される、

入所定員が30人以上の特別養護老人ホームです。

選択肢1. 可能な限り居宅での生活への復帰を念頭に置いて、入所者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにすることを目指さなければならない。

「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第1条の2によると、

可能な限り居宅での生活への復帰を念頭に置いて、

入所者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにすることを目指さなければなりませんので、

これは正しいと考えられます。

選択肢2. 家庭的な雰囲気を保つため、廊下幅は1.6m以下としなければならない。

「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第3条によると、

廊下幅は、1.8m以上としなければなりません。

選択肢3. 入所者が可能な限り離床して、食堂で食事を摂るよう支援しなければならない。

「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第14条によると、

入所者が可能な限り離床して、

食堂で食事を摂るよう支援しなければなりませんので、

これは正しいと考えられます。

選択肢4. 常勤の生活相談員を配置しなければならない。

「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第2条によると、

入所者の数が100又はその端数を増すごとに1以上常勤の生活相談員を配置することとなっていますので、

これは正しいと考えられます。

選択肢5. 食事の提供又は機能訓練に支障がない広さがあっても、食堂と機能訓練室を同一の場所とすることはできない。

「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第3条によると、

食事の提供又は機能訓練に支障がない広さを確保できる場合は、

食堂と機能訓練室を同一の場所とすることができます

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