2級建築施工管理技士の過去問 平成30年（2018年）前期 3 問18

正解は２です。

各階の高さの基準墨は１階の基準高さから上げて行きます。各階から順次引き上げた場合、誤差が順次拡大する恐れがあります。

１．通り心の墨打ちができない場合、通り心より1m離れたところに逃げ墨を設け、基準墨とします。

３．高さの基準墨を柱主筋に移す作業は、基準墨がずれないよう、台直し等を終え、柱主筋が安定した後に行います。

４．通り心、高低のベンチマーク等の基準墨については、墨出し基準図にまとめ、管理します。

正解は【２】です。

１．通り心の墨打ちができない場合には、通り心より1m離れたところに逃げ墨を設け、基準墨とします。
逃げ墨（返り墨）は1mや0.5m等の区切りの良い寸法とするのが一般的です。

２．基準墨を上階に移す場合、一般的には建物四隅の床に開口を設けて、下げ振り等を用いて上階へ移します。

３．高さの基準墨を柱主筋に移す作業は、台直し等を終え、柱主筋が安定した後に行います。

４．通り心、高低のベンチマーク等の基準墨については、図面化し、墨出し基準図を作成することが有効です。