2級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)後期
4 問39

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年)後期 4 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

工事現場における試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 吹付けロックウールによる耐火被覆材の厚さの確認は、確認ピンを用いて行った。
  • 外壁タイル張り後のタイル接着力試験は、油圧式簡易引張試験器を用いて行った。
  • 鉄筋のガス圧接部のふくらみの直径の測定は、ダイヤルゲージを用いて行った。
  • コンクリートのスランプフロー試験は、スランプコーンを用いて行った。

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この過去問の解説 (3件)

01

〇 1.確認ピン(画鋲みたいな形状の物)をロックウールに突刺します。刺した時にピンの先端が下地の壁に当たらなければ、必要厚さが確保されている事になります。

〇 2.実際に張ったタイルを試験器を使って、どの程度の力で剝がれるか測定します。

✕ 3.ふくらみの大きさの測定は、ノギスまたはスケールを用います。

〇 4.スランプコーンを用いて、スランプとスランプフローを計測します。

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02

不適当なものは3です。

1.問題文の通りです。耐火被覆材の吹きつけ厚は、専用の測定器などで厚さを確保しながら作業を行い、吹付け完了後に確認ピンを刺しこみ必要厚さを確認します。

2.実際に張り付けたタイルに、油圧式簡易引張試験器を使用して引張り力をかけていき、タイルが剥がれた時点での引張強度を測定します

3.ダイヤルゲージは、長さ測定器の一種です。ふくらみの大きさの測定は、厚さや径を測定する測定器であるノギスなどを用います。

4.問題文の通りです。スランプコーンを用いて、コンクリートのスランプとスランプフローの計測を行います。


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03

試験、検査に関する問題です。

工事と検査方法の組み合わせを確認しましょう。

選択肢1. 吹付けロックウールによる耐火被覆材の厚さの確認は、確認ピンを用いて行った。

吹付けロックウールによる耐火被覆材の厚さの確認はタイカピンなどの専用ピンを用いて試験を行います。

選択肢2. 外壁タイル張り後のタイル接着力試験は、油圧式簡易引張試験器を用いて行った。

タイル接着力試験とはタイルを張り、2週間以上経過したタイルを垂直方向に引っ張って接着強さを測定します。

油圧式簡易引張試験器は小型で軽量なため簡単に測定できます。

選択肢3. 鉄筋のガス圧接部のふくらみの直径の測定は、ダイヤルゲージを用いて行った。

ダイヤルゲージとは短い直線距離を正確に測る道具です。

鉄筋のガス圧接部のふくらみ直径の測定にはノギス、スケール、専用検査治具により測定し、ダイヤルゲージは使用しません。

選択肢4. コンクリートのスランプフロー試験は、スランプコーンを用いて行った。

スランプフロー試験とはコンクリートの軟度をはかる試験です。

コンクリートのスランプフロー試験には、スランプコーンを用いて測定します。

まとめ

試験に関する問題は過去問などで繰り返し復習しましょう。

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