2級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)前期
5 問4

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年)前期 5 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

鋼製建具に関する記述として、不適当なものを2つ選べ。
ただし、1枚の戸の有効開口は、幅950mm、高さ2,400mmとする。
  • 建具枠の取付け用のアンカーは、枠の両端を固定して、中間部を900mm内外の間隔とした。
  • 建具枠の取付け精度は、対角寸法差を3mm以内とした。
  • くつずりは、ステンレス製とし、表面の仕上げをヘアラインとした。
  • くつずり裏面のモルタル詰めは、建具枠の取付け後に行った。

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この過去問の解説 (2件)

01

鋼製建具とは、アルミやスチールを素材として作られるドアや門扉、サッシなどです。建築物にも多く使われています。

選択肢1. 建具枠の取付け用のアンカーは、枠の両端を固定して、中間部を900mm内外の間隔とした。

建具枠の取付け用アンカーは、枠の両端を150㎜以下の間隔、中間部を500㎜以下の間隔で取り付けます。

選択肢2. 建具枠の取付け精度は、対角寸法差を3mm以内とした。

問題文のとおりです。

寸法差が大きくなりすぎると、枠と建具本体が干渉する原因となります。

選択肢3. くつずりは、ステンレス製とし、表面の仕上げをヘアラインとした。

問題文のとおりです。

くつずりとは、建具枠の下(床部分)を指し、気密性の向上や音漏れ防止などの役割を果たします。

選択肢4. くつずり裏面のモルタル詰めは、建具枠の取付け後に行った。

くつずり裏面のモルタルは、建具枠の取付け前に行います。

まとめ

鋼製建具でよく問われるのは、サッシとドアです。特に重点を置いて学習を進めましょう。

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02

鋼製建具は鋼製のサッシに関する問題です。施工方法や手順の確認をしましょう。

選択肢1. 建具枠の取付け用のアンカーは、枠の両端を固定して、中間部を900mm内外の間隔とした。

建具枠の取り付け用アンカーは両端から逃げた位置で固定し、500㎜以下の間隔で固定します。

選択肢2. 建具枠の取付け精度は、対角寸法差を3mm以内とした。

設問の通り、建具枠の取付け精度は、誤差を3mm以内とします。

選択肢3. くつずりは、ステンレス製とし、表面の仕上げをヘアラインとした。

くつずりとはドア枠の底部分のことで、ステンレス製の表面仕上げはヘアラインとします。

選択肢4. くつずり裏面のモルタル詰めは、建具枠の取付け後に行った。

くつずり裏面などの、取り付け後に施工困難な場合のモルタル詰めは、建具枠の取付け前に行います。

まとめ

建具の問題は建具金物の問題も出題されるため、そちらもチェックしましょう。

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