2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問13 (ユニットB 問9)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問13(ユニットB 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- アスファルトルーフィングは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透、被覆し、表面側のみに鉱物質粉末を付着させたものである。
- 砂付あなあきアスファルトルーフィングは、防水層と下地を絶縁させるために用いるものである。
- 塗膜防水は、ウレタンゴム系、アクリルゴム系、ゴムアスファルト系等の液状の樹脂を塗布、硬化させることで防水層を形成する。
- 金属系シート防水は、ステンレスシート又はチタンシートを連続溶接することで防水層を形成する。
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この過去問の解説 (3件)
01
防水材料に関する問題です。
誤った記述です。
キーワード: アスファルトルーフィング、鉱物質粉末、両面処理
説明: アスファルトルーフィングは、有機原紙にアスファルトを浸透・被覆した後、両面に鉱物質粉末を付着させます。
正しい記述です。
キーワード: 砂付あなあきアスファルトルーフィング、絶縁
説明: 砂付あなあきアスファルトルーフィングは、下地と防水層の間に空気層を設ける目的で用いられ、防水層と下地を絶縁します。
正しい記述です。
キーワード: 塗膜防水、ウレタンゴム系、液状樹脂
説明: 塗膜防水は、ウレタンゴム系やアクリルゴム系、ゴムアスファルト系などの液状樹脂を塗布・硬化させて防水層を形成します。
正しい記述です。
キーワード: 金属系シート防水、連続溶接
説明: 高耐久防水として、ステンレスシートやチタンシートを使用した連続溶接により防水層を形成します。
防水材料ごとの特徴を覚えましょう!
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02
この問題では、防水材料の種類ごとの特徴・構造・施工方法についての理解を問われています。
アスファルトルーフィングは、有機系の紙にアスファルトをしみ込ませて表面を覆い、その上から両面に粉状の鉱物をまぶした防水材です。
よって誤った記述となります。
砂付きあなあきアスファルトルーフィングは、防水層と下地の間にすき間(空気層)をつくるために使われ、
両者を直接ふれないように切り離す役割をします。
よって正しい記述となります。
塗膜防水は、ウレタンゴム系やアクリルゴム系、ゴムアスファルト系などの液体の樹脂を塗って固めることで、防水層をつくる方法です。
よって正しい記述となります。
高い耐久性が求められる防水には、ステンレスやチタンのシートを使い、それらを連続して溶接することで防水層をつくります。
よって正しい記述となります。
防水材料の使用目的・施工方法を正しく区別することが大切です。
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03
防水材料は、種類、材料、工法が多岐にわたり、実務ではその選定が難しいものの一つです。体系立てて少しずつ覚えましょう。
不適当な記述です。
アスファルトルーフィングは両面に鉱物質粉末を付着させたものです。実際の商品は裏と表で色や表示が違う物が多いですが、両面に鉱物質粉末を付着させていることを覚えておきましょう。これはアスファルトの粘着度が高いため、鉱物質粉末を付着させて、いろんな所にくっついたり、重ねた他の材料に密着してしまうのを防ぐ目的があります。そう考えると両面に付着させていることが覚えやすいと思います。
正しい記述です。
防水には絶縁といって、防水層と下地を絶縁し、通気層を設けることで、湿気やよれから防水層を保護する工法があります。そういった工法では砂付穴あきアスファルトルーフィングを用います。
正しい記述です。
塗膜防水とは、読んで字のごとく、液状の防水材を塗布して防水層を形成する防水方法のことです。
立ち上がりや階段など、入り組んでいて、シート防水などが施しにくいところに部分的に使うことも多いです。
正しい記述です。
金属系シート防水はステンレスやチタンの金属シートを連続溶接して防水層を形成します。
高価ですが、近年、デザイン性の高い屋根に用いられることが多いようで、建築雑誌などでよく見かけます。
防水は材料の種類が多く、共通仕様書に定義されている分類のどこに当てはまるのかわからないものもあります。
メーカーの仕様書や材料試験のデータシートなどを取り寄せ、材料選定を適切に行うことが大切です。
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