国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和2年度(2020年)
国内旅行実務 問58

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和2年度(2020年) 国内旅行実務 問58 (訂正依頼・報告はこちら)

旅客鉄道会社(JR)に関する以下の設問について、選択肢の中から答を1つ選びなさい。

次の経路による行程で旅客が乗車する場合について、この行程における普通乗車券に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(注1)乗車に必要な乗車券は、最初の列車の乗車前に、途中下車しないものとして購入するものとする。
(注2)鹿児島中央駅及び広島駅では、最初の列車の乗車日当日に乗り継ぐものとする。
(注3)戸坂駅は広島市内に属する駅で、広島市内の中心駅は広島駅である。
(注4)この行程におけるJR九州とJR西日本の境界駅は博多駅である。
問題文の画像
  • この区間の普通乗車券を所持する旅客が、旅客の都合により鹿児島中央駅で旅行を中止し、当該乗車券の有効期間内に、当該乗車券を鹿児島中央駅に差し出して既に支払った旅客運賃の払いもどしの請求をした場合、既に支払った旅客運賃から喜入駅と鹿児島中央駅の区間の普通旅客運賃と払いもどしの手数料を差し引いた残額を払いもどす。
  • JRの指定学校の学生が、この区間を往路9月1日、復路9月3日として、学校学生生徒旅客運賃割引証をJR窓口に提示して普通乗車券を購入するときは、往復割引と学生割引を重複して適用する。
  • 片道乗車券の有効期間は、4日である。
  • 広島駅で下車して出場した後に戸坂駅まで乗車するときは、戸坂駅までの別の乗車券を購入する必要がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解(誤っているもの)は2です。

学生割引と往復割引の重複適用自体には問題ありませんが、この設問のケースでは往復割引には当たりません。
往復割引は「営業キロで片道601キロ以上」の場合に適用されます。
26.6+569.6では596.2キロにしかなりません。
(広島~戸板の7.0キロはこの場合含められません)

1は正しい内容です。
有効期間内で未使用区間の営業キロが101キロ以上残っている場合は、この手続きで払いもどしが行えます。

3も正しい内容です。
有効日数は、選択肢2と同じく営業キロ数で決まります。
596.2キロは「600キロまで」なので4日で正しいです。

4も正しい内容です。
この乗車券は「広島市内駅着」なので広島駅で下車出場すると回収されます。
よって、その後の戸板駅までの乗車では乗車券の買い直しが必要です。

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02

正解 2

1.正しいです。有効期間内の乗車券で、乗車しない区間の営業キロが101キロ以上ある場合は、既に支払った旅客運賃から乗車しない区間の普通旅客運賃と、払いもどしの手数料を差し引いた残額を払い戻します。

2.誤りです。片道の営業キロが600キロを超える場合、往復割引が適用されます。喜入駅~広島駅の片道の営業キロの合計が596.2キロなので往復割引は適用されません。

学生割引は片道の営業キロが100キロを超える場合適用されますので、学生割引のみの適用となります。

3.正しいです。片道乗車券の有効期間は、営業キロ100キロまで1日、101~200キロまで2日、それ以降200キロごとに1日足されますので、営業キロ合計596.2キロだと、片道乗車券の有効期間は4日となります。

4.正しいです。広島市内に属する広島駅で途中下車してしまうと、戸坂駅までは別の乗車券を購入する必要があります。

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03

1.記述の通りで、正しいです。

2.学生割引は営業キロが片道101キロ以上であれば対象になりますが、往復割引は営業キロが片道601キロ以上ないと対象にはなりません。

この場合は、往復割引には該当しないため、誤りです。

3.片道600キロまでの乗車券の有効期限は4日間なので、正しいです。

4.広島駅と戸坂駅は広島市内にある同一駅区間ですが、途中下車はできないので、正しいです。

以上より、2が正解です。

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