国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和5年度(2023年)
国内旅行実務 問28

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和5年度(2023年) 国内旅行実務 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

ラムサール条約の登録地「尾瀬」に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 西側の尾瀬ヶ原、東側の尾瀬沼、燧ケ岳の北側の御池田代の湿原などからなる日本有数の高層湿原である。
  • トンボ類をはじめ豊富な昆虫類や、季節により様々な花が見られるなど湿原特有の動植物に恵まれた貴重な自然環境を持つ。
  • 福島県の檜枝岐村、群馬県の片品村、新潟県の魚沼市にまたがって所在している。
  • 日本のラムサール条約登録湿地第1号であり、国の特別天然記念物の「タンチョウ」などが生息する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

この問題で誤っている記述は「日本のラムサール条約登録湿地第1号であり、国の特別天然記念物の「タンチョウ」などが生息する。」です。この説明文はタンチョウではなく、釧路湿原のことです。

選択肢4. 日本のラムサール条約登録湿地第1号であり、国の特別天然記念物の「タンチョウ」などが生息する。

誤りです。

日本のラムサール条約登録湿地第1号と言えば「釧路湿原」となりますので覚えておきましょう。

参考になった数21

02

誤っている選択肢は、「日本のラムサール条約登録湿地第1号であり、国の特別天然記念物の「タンチョウ」などが生息する。」です。

 日本のラムサール条約登録湿地第1号は、北海道東部にある「釧路湿原」です。約8割をヨシ・スゲ・ハンノキ林が占めていることが特徴の低層湿原です。国の特別天然記念物である”タンチョウ”の主な繁殖地、ハクチョウなどの越冬地です。

 

ラムサール条約とは、1971年にイランのラムサールで採択された国際条約です。目的は、加入国が重要な生態系として湿地の保全を図り、賢明な利用を進めることです。

 

尾瀬(おぜ)福島県(南会津郡檜枝岐村)、群馬県(利根郡片品村)、新潟県(魚沼市)の3県にまたがる高地にある盆地状の高原です。ミズバショウやミズゴケなど湿原特有の貴重な植物群落、トンボ類などの昆虫類、食虫植物の大群がみられます。尾瀬沼及び尾瀬ヶ原の一帯並びにその周囲の山稜の燧ヶ岳(ひうちがだけ)、田代山などとともに2007年尾瀬国立公園に指定されました

選択肢1. 西側の尾瀬ヶ原、東側の尾瀬沼、燧ケ岳の北側の御池田代の湿原などからなる日本有数の高層湿原である。

正しいです。

 

尾瀬は、尾瀬沼及び尾瀬ヶ原の一帯並びにその周囲の山稜の燧ヶ岳(ひうちがだけ)、田代山などからなる高層湿原です。

選択肢2. トンボ類をはじめ豊富な昆虫類や、季節により様々な花が見られるなど湿原特有の動植物に恵まれた貴重な自然環境を持つ。

正しいです。

 

尾瀬は、ミズバショウやミズゴケなど湿原特有の貴重な植物群落、トンボ類などの昆虫類がみられます。

選択肢3. 福島県の檜枝岐村、群馬県の片品村、新潟県の魚沼市にまたがって所在している。

正しいです。

 

尾瀬は、福島県(南会津郡檜枝岐村)、群馬県(利根郡片品村)、新潟県(魚沼市)の3県にまたがる高地にある高層高原です。

選択肢4. 日本のラムサール条約登録湿地第1号であり、国の特別天然記念物の「タンチョウ」などが生息する。

誤りです。

 

日本のラムサール条約登録湿地第1号は「釧路湿原」です。”タンチョウ”の主な繁殖地、ハクチョウの越冬地です。

まとめ

「ラムサール条約」とは何かを知り、「尾瀬」、「釧路湿原」の位置と特徴を把握しておきましょう。

参考になった数0