理容師 過去問
第47回
問26 (人体の構造及び機能 問1)
問題文
次の関節のうち、最も自由に運動できる形態のものはどれか。
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問題
理容師 国家試験 第47回 問26(人体の構造及び機能 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
次の関節のうち、最も自由に運動できる形態のものはどれか。
- 蝶番(ちょうつがい)関節
- 鞍(あん)関節
- 車軸関節
- 球関節
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この過去問の解説 (3件)
01
人体の関節における運動の自由度に関する問題で、最も自由に運動できる関節の形態を選ぶ問題です。
選択肢として挙げられ関節の形態は4つです。
●蝶番(ちょうつがい)関節・・・肘関節の腕尺関節、手指や足指の指節間関節
●鞍(あん)関節・・・母指の手根中手(MP)関節と、胸骨・鎖骨間の胸鎖関節
●車軸関節・・・頸椎の環椎と軸椎間の関節
●球関節・・・肩関節、肘関節の腕橈関節、股関節
蝶番(ちょうつがい)関節の運動は、円柱の軸を中心に回転する一方向の運動なので自由度は高くありません。
これは該当しません。
鞍(あん)関節の運動は、前後・左右の二方向の運動なので自由度は高くありません。
これは該当しません。
車軸関節の運動は、一方の骨が他方の骨の周りを回る回旋の運動なので自由度は高くありません。
これは該当しません。
球関節の運動は、前後、左右、上下、回旋、分回し運動と、非常に高い運動性があり自由度は4つの関節形状の中で一番高くなっています。
これが該当します。
4つの関節の名称から、その形状がなんとなく想像できるのでそれを頼りに想像力を働かせることもできます。
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02
関節の種類
・球関節 :関節頭が球状で一番自由度が高い(股関節、肩関節)
・楕円関節:関節頭が楕円状の関節(手根関節)
・鞍関節 :関節頭と関節窩が鎖のようにねじれて組み合わさったような関節。(母指根)運動は互いに直交する2軸のみ
・蝶番関節:関節頭が円柱状の関節(膝関節、指関節)一方向にのみ運動
・車軸関節:車輪が軸を中心に回っているような構造を持つ関節(肘関節)中心軸を中心に車軸が回転する
✕
一方向にのみ動くので誤った選択肢です。
✕
直交するような動きをするので誤った選択肢です。
✕
中心軸を中心に車軸が回転するように動くため誤った選択肢です。
◯
一番自由度が高いため、正しい選択肢です。
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03
人体の構造についての問題です。
ここでの重要な関節の種類(下記以外にもあり)は以下の通りです。
球関節・・・関節頭が球状で、多方向に回転する
楕円関節・・・関節頭が楕円状で、前後左右に動く
鞍関節・・・関節頭と関節窩が馬の背中に乗せる鞍のような形で、回転を除き互いに直交するように動く
蝶番関節・・・関節頭が円柱状で、一方向のみに動く
車軸関節・・・車輪が軸を中心に回転しているように動く
蝶番(ちょうつがい)関節は一方向のみの動きです・・・✕
鞍(あん)関節は回転を除き互いに直交するように動きます・・・✕
車軸関節は車輪が軸を中心に回転しているように動きます・・・✕
球関節は多方向に回転する、最も自由度が高い関節です・・・〇
最も自由に運動できる形態のものは【 球関節 】が正解です。
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