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精神保健福祉士の過去問「第18139問」を出題

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。

〔事 例〕
Dさん(28歳、男性)は、元来穏やかな性格の持ち主で、大学を卒業後、5年間地元のデパートに勤め、働くことが生きがいと感じていた。ところが、交通事故で頭を強打し、総合病院の脳外科に入院した。数日で意識は回復したが、以後根気が続かず、また急に怒り出すなど人が変わったようになり、高次脳機能障害と診断された。退院し復職したが、約束を忘れたり、客とけんかになったり、また勤務中に失禁することがあり、2か月後に退職した。
しばらくしてDさんは、入院中から相談を継続していたE精神保健福祉士に、「社会保険がついたところで働きたい」と希望した。E精神保健福祉士は、Uワークを紹介し、Dさんはそこで働き始めた。

Dさんは、働き始めた当初、他の利用者とトラブルになったこともあったが、慣れてくると、徐々に周囲から信頼を得られるようになった。ちなみに、Uワークでは、一般就労へ多くの人たちが移行していた。そのような中、UワークのF精神保健福祉士は、取引先のVスーパーマーケット(以下「Vスーパー」という。)へ、意識的にDさんと共に、商品を持参する機会を増やした。Vスーパーには、80名の従業員が雇用されている。F精神保健福祉士はハローワークの担当者と共に、Vスーパーの社長に、障害者雇用を打診した。社長はF精神保健福祉士に対して、Dさんをはじめ、7、8名の障害者を雇用したいと意欲的に語った。そこで、F精神保健福祉士はVスーパーの経済的負担の軽減を図ることができる給付金を紹介した。

その後、DさんはVスーパーの面接を受け、採用が決まったものの、不安感を抱いていた。それはDさんが、デパートに復職したころの客とのけんか等がトラウマになっていたからである。そこで、F精神保健福祉士は、就職後のフォローアップをすることにした。


次の記述のうち、Dさんに対するF精神保健福祉士のかかわりとして、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
Dさんが職場において、課題に直面することを待ってから対応する。
   2 .
Vスーパーを支援の場として用いずに対応する。
   3 .
期限を定めず家庭訪問を頻回に実施する。
   4 .
同じように就労移行した人たちと、交流する機会を設定する。
   5 .
Dさんが今後Uワークに立ち寄らないことを確認する。
( 第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 精神障害者の生活支援システム )

この過去問の解説 (3件)

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正解は4です。

1.就職における支援については、本人の不安軽減や職場とのトラブルを軽減するため、課題に直面する前から困難となり得る状況を分析し、対応を行っていくことが大切です。

2.Dさんは障害を開示しており、F精神保健福祉士とVスーパーとの関係性も存在するため、Vスーパーを支援の場とすることが望ましいといえます。

3.事例から家庭訪問が必要な状況は読み取れないため、家庭訪問を頻回に実施することは適切ではありません。

4.同じように就労移行した人たちと交流する機会を設定することは、同じ悩みをもつ人に相談ができたり、息抜きにつながったりするため、適切なかかわりといえます。

5.職場でできない相談や息抜きのためにも、就労継続支援の事業所に気軽に立ち寄れる関係を就職後も作っておくことが大切です。
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×1 . 具体的に前職へのトラウマから不安感を抱いていることが明らかなので、課題に直面するのを待つだけではなく、前もってなんらかのアプローチが可能であるか検討するべきと思われます。

×2 . 職場への定着支援は、電話相談等のほか、必要に応じて本人の意思を確認しながら、就労先に出向いて就労の現場を見たり就労先の職員を交えての面談や調整をすることが必要な場合も多いです。

×3 . この事例に関しては、既にUワークでの勤務を経験し、社会活動に参加することは可能なので、家庭訪問は必須ではないと考えられます。

○4 . 同じように就労移行した人たちと交流する機会を設定することは、セルフヘルプとして効果的です。当事者同士の視点で情報交流することにより不安を解消したり、支えあったりする効果があります。

×5 . Dさんにとって、Uワークは、一般就労の足がかりとなった社会的資源であり、また今まで一緒に勤務してきた同僚などもいることと思われます。これまで同様に頻回の援助はできなくても、立ち寄ることを禁止するのは、適切ではありません。
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正解は4です。

1.精神保健福祉士には、障害者が直面する表面的な問題だけでなく、その人を取り巻く背景や課題を事前に分析し、アプローチをかけることが求められます。

2.障害者を意欲的に雇用する姿勢のあるVスーパーを、支援の場として除外することは適切とはいえません。

3.今回のケースでは、Dさんが家庭訪問による支援を必要としていることが読み取れません。

4.これからの就職に不安を感じているDさん。同じ境遇だった人の話を聞けたり悩みを分かち合えたりするため、就労移行の経験者と交流する場を設けることは適切といえます。

5.就労支援において、障害者を継続的に支援できる環境を整えることが大切です。Uワークとの関係を断ってしまうことは、適切とはいえません。
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