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精神保健福祉士の過去問 第17回(平成26年度) 心理学理論と心理的支援 問93

問題

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来談者中心療法におけるクライエントの「感情の明確化」を用いたカウンセラーの応答として、最も適切なものを1つ選びなさい。(以下 Cl はクライエント、Co はカウンセラーとする。)
   1 .
Cl : 「会社を解雇されたのですが、次に何の仕事を探せばよいのかが分からない…」、Co : 「この町にはハローワークがあります。一度行ってみてはいかがでしょうか…」
   2 .
Cl : 「当たり前の仕事を当たり前にして、普通に生きればよいということが分かってきたんです…」、Co : 「うーん、なるほど…」
   3 .
Cl : 「私の思春期は今お話したとおり最悪でした。先生の思春期はいかがでしたか?」、Co : 「私にも思春期はありましたが、ここではあなたの思春期についてお話したいと思います」
   4 .
Cl : 「母親のことを思い出すと、涙が止まりません…」、Co : 「よろしければそれについて、もう少し具体的にお話いただけませんでしょうか?」
   5 .
Cl : 「私はもう何も信じられません…会社を辞めたいとも思うのですが…」、Co : 「まだ心の整理がつかず、つらい思いをしておられるんですねぇ…」
( 第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 心理学理論と心理的支援 問93 )
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この過去問の解説 (3件)

12
正答【5】

来談者中心法における「感情の明確化」は、クライエントの「感情」や「考え方」についての「不明確な表現」を適切と思われる表現に直して言い換える対応です。
感情を明確化することは相手が何となく気づいてはいるけどはっきりと意識ていない部分を言語化することで意識化するのが目的です。


1.誤答
これは、「ハローワークがある」という情報提供と「行ってみては…」という助言です、感情の明確化ではありません。


2.誤答 
クライエントの話に対する相槌です。感情の明確化ではありません。


3.誤答 
面接での目的をはっきりさせ、クライエント話に焦点を当てています。感情の明確化ではありません。


4.誤答 
母親のことを思い涙している理由を聞きだす質問です。クライエントに多くの情報を聞き出すためには、クライエント自身が振り返ることができる方法を用います。
「具体的に…」といった質問は「はい」「いいえ」では答えられない開かれた質問方法(オープンクエスチョン)です。


5.正答
会社を辞めたいとも思うほどのつらい思いをしているというクライエントの感情を言語化して明確化しています。

付箋メモを残すことが出来ます。
10
正解は5です。

「感情の明確化」とは、クライエントが内に秘めているであろう感情を明確化させる応答のことをいいます。

選択肢の中でクライエントの発言に対して、感情の明確化を行えているのは5.であり「つらい思いをしている」という感情を明確にして応答しています。

他の選択肢については、クライエントが抱いているであろう感情を言葉にして応答していないため、感情の明確化とはいえません。

8
来談者中心療法は、カールロジャーズが考案した心理療法です。指示するのではなく、来談者(クライエント)が自己の主体性を自由に発揮できるように援助します。

×1 .この発言は、社会的資源についての情報提供であって、感情の明確化ではありません。

×2 . この発言は、「あいづち」です。クライエントに関心を向け、聞いていることを示すものですが、クライエントの感情を明確化するものではありません。

×3 . この発言は、クライエントの話を受け止めつつも、軌道修正を行っています。

×4 .この発言は、発言をさらに深く促しつつ、情報収集を行っています。気持ちを明確化してはいません。

○5 . クライエントの発言について、そのつらい気持ちを明確化しているので、これが正解です。

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