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精神保健福祉士の過去問「第24535問」を出題

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。

〔事 例〕
Eさん(15歳、女性)は、中学2年生の夏より不登校傾向が強まっていた。3年生になり、周囲の同級生の間で進学先の話題が増え、三者面談が始まる中で、将来への不安が増大して悲観的に考えるようになった。そして、2学期から全く登校しなくなり、部屋にひきこもるようになった。そこで、W中学校では市の教育委員会に配置されたスクールソーシャルワーカーのF精神保健福祉士の派遣を依頼した。
F精神保健福祉士はW中学校を訪れ、担任や校長からEさんに関する情報収集を行った。その後、F精神保健福祉士による家庭訪問が始まった。初回の家庭訪問を担任と一緒に行ったが、本人は自室に鍵をかけ出てこなかった。
母親との面談から、親子間の会話も少なく、オンラインゲームに熱中し、ゲームへの課金による多額の請求がきていることなどが分かった。また、父親がうつ病で入院していることも分かった。(※1)

F精神保健福祉士による定期的な訪問や声かけの結果、Eさんと直接会うことができ、日常的な会話もできるようになってきた。Eさんからは、「みんながどう思っているのかな」「学校に行っても何て話しかけたらいいか…」「進学したいけど、どうかな」「アルバイトとかで働けるのかな」などの希望や不安が示された。そこで、F精神保健福祉士は間近に迫る進路決定や卒業などを念頭に入れ、支援を継続した。
Eさんは冬休み明けには少しずつ登校もできるようになり、卒業を迎えた。その後Eさんは定時制高校に進学し、まだ時折欠席もあるが、日中は関係機関を利用しながら生活をしている。(※2)

Eさんに対するF精神保健福祉士の一連の支援が終結し、年度明けにW中学校の職員室において教職員に今回のまとめを報告する機会があった。そこで複数の教職員からメンタルヘルス課題のある生徒への対応や支援で悩みを抱えているとの相談があり、ある提案を行った。(※3)


次のうち、この(※3)時点でF精神保健福祉士が提案した内容として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
特別支援学校の紹介
   2 .
児童相談所への迅速な通告
   3 .
教職員間における情報の共有
   4 .
Eさんの体験発表会の開催
   5 .
障害福祉サービスの説明会の実施
( 第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 )

この過去問の解説 (4件)

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正解は3です。

1:特別支援学校とは、視覚・聴覚・知的障害者、肢体不自由者、病弱者を対象に、幼稚園〜高等学校に準じた教育を行い、障害による学習上、生活上の困難を克服し自立を図るための知識や技能を身につけることを目的としています。W中学校の教職員が知りたいのは、障がいのある生徒への対応や支援ではなく、メンタルヘルス課題のある生徒への対応や支援ですので、特別支援学校の紹介は不適切です。よって誤りです。

2:児童相談所は、18歳未満のすべての児童を対象に、福祉や健全な育成に関する相談や調査、医学的・心理学的・教育学的・社会学的・精神保健上の判定や指導を行います。必要に応じて児童の一時保護や児童福祉施設への入所に関する業務も行います。「児相」と略称されています。児童相談所への迅速な通告を必要とするのは、子供の虐待が疑われ、子供の生命が危ぶまれる時です。事例中に虐待に関する悩みの記載はありません。よって児童相談所への迅速な通告は誤りです。

3:複数の教職員がメンタルヘルス課題のある生徒への対応や支援への悩みを抱えているという相談に対して、教職員間の情報共有の提案を行う事は適切です。教職員同士が情報を共有する事で、連携して問題に取り組め、教職員の問題の抱え込みを防ぐ事にもなります。よって正解です。

4:Eさんの体験発表は、Eさんのような状況にある生徒やその家族へのモデルとなりますが、すべての生徒がEさんと同じとは言えないため不適切です。

5:この時点で教職員が学びたい事は、メンタルヘルス課題のある生徒への対応や支援です。障害福祉サービスは、障害者や難病患者を対象とした支援サービスです。W中学校に障害を抱えている生徒が在籍しているかも知れませんが、事例中にそのような記載はありません。よって不適切です。


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1.特別支援学校は、障害のある子どもに対する教育をする施設です。

2.児童相談所は、不登校や非行、虐待のケースにおける相談窓口です。しかし文中には緊急性の有無や早期対応が必要と明記されていません。

3.複数の教職員からの相談とありますので、ケースワークの基本である情報共有が当てはまります。

4.教職員にとって、Eさん自身の体験を発表ではなく、精神保健福祉士の対応報告の方が効果的です。

5.障害福祉サービスの利用に該当する生徒がいることは、文中で明記されていません。

よって、適切な選択肢は3です。
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正解は3です。

1.特別支援学校は、障害のある児童が通います。設問は中学校の教職員が抱える悩みに対する提案であるため、適切な提案とはいえません。

2.児童相談所への迅速な通告は、虐待が疑われる時に行われるものです。事例から虐待に関する悩みを読み取ることができないため、適切な提案とはいえません。

3.複数の教職員で悩みを抱えていることや、教職員間で解決できるようになることから、教職員間における情報の共有を提案することは適切な提案です。

4.Eさんがまだ高校を時折欠席しながら生活をしているなかで、ひきこもりを経験したW中学校の教職員に自身の体験を発表することは、状態の悪化を招く可能性があるため、適切な提案とはいえません。

5.悩みはメンタルヘルス課題のある生徒への対応や支援であり、その生徒が障害を持っているかどうかは事例から読み取れないため、障害福祉サービスの説明会の実施を提案することは適切とはいえません。
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1:特別支援学校は、視聴覚障害、肢体不自由、知的障害、身体的に病弱である生徒に対して、高校までの教育を行う学校です。
メンタルヘルス課題を持つ生徒は対象外であることから、適切ではありません

2:児童相談所への通告は、虐待の恐れがあると判断された場合に、生徒の安全を確保するために行うものです。
メンタルヘルス課題を持つ生徒への対応として、通告は適切ではありません。

3:メンタルヘルス課題のある生徒への対応に関しては、1人の教職員で対応するのではなく、複数の教職員が連携して対応することが重要です。そのためには、情報を共有しておくことは必要です。

4:Eさんの体験を聞くことは、ケーススタディとしては有効ですが、他の生徒がEさんのと同じ課題を抱えているとは限りません。
また、発表会を開くには、Eさんの同意が必要です。
よって、教職員への提案としては適切とはいえません。

5:場合によっては必要かもしれませんが、メンタルヘルスを抱える生徒というだけで、障害者とは限らないことから、適切ではありません。

以上のことから、正解は3となります。
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