精神保健福祉士の過去問
第16回(平成25年度)
人体の構造と機能及び疾病 問82
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問題
第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 人体の構造と機能及び疾病 問82 (訂正依頼・報告はこちら)
人体の部位と病変に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 変形性関節症が頻発する部位は、肘関節である。
- 手をついて転倒して起きる骨折は上腕骨に多い。
- 側臥位では仙骨部に褥瘡ができる。
- 対麻痺とは、左右両側の下肢の麻痺である。
- 脳死とは、脳幹以外の脳機能の不可逆的な停止をいう。
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この過去問の解説 (3件)
01
他の選択肢については、以下のとおりです。
1→肘関節ではなく、膝関節です。
2→上腕骨ではなく、手首や腕の付け根です。
3→仙骨部ではなく、腸骨部、骨盤上部、大転子部、上腕骨上部です。
5→脳幹も含まれます。
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02
1.誤答
変形性関節症は、関節周囲の疼痛や腫れ、違和感などの症状が現れます。加齢や関節を酷使することによって関節の軟骨や潤滑油が減少することで起こります。
特に関節の負担の多い「膝」はよく頻発する部位であり、次いで「股関節」に多く見られます。
2.誤答
転んで手をついた時に骨折しやすい部位は手首が多く、橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)と呼ばれます。
3.誤答
仙骨部に褥瘡ができやすいのは「仰臥位」です。
一方、側臥位で最も多く褥瘡ができるのは「大転子部」です。
4.正答
対麻痺とは、両下肢のみの運動麻痺で歩行障害を起こします。
5.誤答
脳死とは「脳幹を含めたすべての機能の不可逆的な状態」です。
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03
2.誤答。トウ骨遠位端骨折が多いとされています。
3.誤答。側臥位では仙骨へは負担がかかりません。
4.正答。その通り。
5.誤答。『脳幹を含めたすべての機能の不可逆的な状態』と定義されています。
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