精神保健福祉士の過去問
第17回(平成26年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問42
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問題
第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、精神保健福祉士が行うソーシャルワークの展開として、正しいものを2つ選びなさい。
- インテークでは、援助についての契約を結ぶ。
- アセスメントでは、ニーズを明確にするための評価を行う。
- プランニングでは、精神疾患別に区分することを優先する。
- インターベンションでは、課題の達成状況を振り返る。
- モニタリングでは、相談援助活動の効果を最終的に評価する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.インテーク(受理面接)は、初めてクライエントと顔を合わせる段階であり、信頼関係の構築と情報の収集、今後の援助についての契約を行います。
2.アセスメント(課題分析)は、支援計画を策定するにあたり、ニーズを明確にするための評価を行います。
3.プランニング(支援計画)では、クライエントの希望を優先して支援計画が立てられます。精神疾患別に区分することが優先されることはありません。
4.インターベンション(実施・介入)では、実際の支援が行われます。課題の達成状況を振り返るのは、モニタリングです。
5.モニタリング(経過観察、途中評価)は、支援の途中に行われる評価で、その評価結果に応じて、計画の見直しが行われます。最終的な評価であるエバリュエーションとは異なります。
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02
〇 2 . アセスメント(accessment)では、情報収集と課題分析をし、ニーズを明確にするための評価を行います。
✕3 . プランニング(planning)は、支援計画を具体的に策定します。精神疾患別に区分することを優先することはないです。
✕4 . インターベンション(intervention)は、3の計画に基づき、支援の介入・実施段階のことです。
✕5 . モニタリングでは、経過観察段階で、最終的な評価ではないです。1~4までの進捗状況と新たなニーズの追加などを確認し、今後の支援につなげます。
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03
インテーク(受理面接)は、クライエントの自己決定を尊重し、支援の契約を文書もしくは口頭で行われます。クライエントの主訴を傾聴し、クライエントの抱える不安や悩みを受け止め、信頼関係(ラポール)の形成を図ることが重要です。
2.○
アセスメント(事前評価)とは、本人の同意を得て情報収集を行い、利用者の希望や現在の問題、ニーズなどを明確にして査定・評価することです。
3.×
プランニング(計画)とは、支援の方向性などの一貫性を保つために支援の具体的方法を選定し、計画を立て、目標を設定する作業のことです。当面の目標(短期目標)と最終目標(長期目標)の設定を行います。本人・家族を交え、本人が中心(主体的)となるよう展開していくことが大切です。精神疾患別に区分することが優先されることはありません。
4.×
インターベンション(介入)では、プランニングにおいて設定した目標に向かい、具体的な支援をしていきます。利用者だけでなく、その利用者を取り巻く環境など両面への働きかけを行います。また、必要に応じて社会資源の開発なども行います。課題の達成状況の振り返りはモニタリングで行います。
5.×
モニタリング(中間評価、途中評価)では、支援の提供が支障なく行われているか、効果のあるものなのかを確認し、必要に応じて計画を見直します。相談援助活動の効果の最終的な評価は、ターミネーションで行います。
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