精神保健福祉士の過去問
第19回(平成28年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問42

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問題

第19回(平成28年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、相談支援事業所における精神保健福祉士が行うアセスメントとして、正しいものを1つ選びなさい。
  • 支援契約を結ぶ。
  • 利用できるサービスを計画する。
  • 働く場所探しに同行する。
  • サービス提供後の経過を観察する。
  • 住む場所の希望を聞く。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

1.支援契約を結ぶことはアセスメントではなく、契約です。

2.利用できるサービスを計画するのはアセスメントではなく、プランニングです。

3.働く場所探しに同行することはアセスメントではなく、支援の実施(インターベンション)です。

4.サービス提供後の経過を観察することはアセスメントではなく、モニタリングです。

5.住む場所の希望を聞くことは、アセスメントとして適切です。

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02

相談支援事務所における精神保健福祉士の仕事内容は、受理面接(インテーク)、契約、情報収集をして必要な支援を探るアセスメント、サービスの計画をするプランニング、支援の実施、サービスの進捗状況を観察するモニタリング、効果測定と支援の評価(エバリュエーション)、終結とアフターケア等、といった手続きにより支援を行います。

×1 . 「支援契約を結ぶ」のは、契約(エンゲージメント)となります。

×2 . 「利用できるサービスを計画する」のは、プランニングとなります。

×3 . 「働く場所探しに同行する」のは、支援の実施(インターベンション)となります。

×4 . 「サービス提供後の経過を観察する」のは、モニタリングです。

〇5 . 「住む場所の希望を聞く」のはアセスメントのひとつです。問題解決のための情報収集として、必要に応じて、本人の資質や希望を聞いていきます。そうして、本人の希望や資質を探りながら、提供できるサービスなどを考えていきます。

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03

精神保健福祉士が行うアセスメントに関する問題です。

選択肢1. 支援契約を結ぶ。

不適切です。

利用契約はその事業所で提供するサービスや事業所の役割を説明し、それに納得した上で行われる行為です。アセスメントは利用契約を結んだあとに進む段階であり、契約行為は含まれません。

選択肢2. 利用できるサービスを計画する。

不適切です。

利用できるサービスを計画するのは、クライエントの情報を集め、分析した後に実施される段階であり、アセスメントの段階では実施されません。サービスを計画する段階は「プランニング」です。

選択肢3. 働く場所探しに同行する。

不適切です。

働く場所探しに同行する事は、「インターベンション(介入)」の段階に含まれます。クライエントのニーズが「働きたい」というものであれば、場所探しをする事は支援の一つとして捉える事ができます。

選択肢4. サービス提供後の経過を観察する。

不適切です。

サービス提供後の経過を観察するのは「モニタリング」に含まれます。モニタリングの内容によっては支援計画の修正などを行う事もあります。

選択肢5. 住む場所の希望を聞く。

適切な内容です。

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