精神保健福祉士の過去問
第20回(平成29年度)
地域福祉の理論と方法 問39

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問題

第20回(平成29年度) 精神保健福祉士国家試験 地域福祉の理論と方法 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

地域における福祉ニーズの把握方法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 特定のテーマを掘り下げるフォーカスグループインタビューは、単一の地域ニーズに焦点化するのに適した方法である。
  • 困難な課題を抱えた住民や利用者の声を直接聞く個別インタビューは、地域ニーズの全体像を把握するのに適した方法である。
  • 地域住民等が地域課題などを話し合いながら意見を集約していく方法である住民座談会は、地域ニーズを量的に把握するのに適した方法である。
  • 実践課題の解決を重視するアクションリサーチは、研究者や専門家を関与させずに、当事者自身が地域ニーズを把握するのに適した方法である。
  • 災害時における要援護者のマップ作りは、見守りが必要な人を視覚的に把握するのに適した方法である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は「5」です。

1. フォーカスグループインタビューは、複数の対象者に対して座談会形式でインタビューを行い、質的データを採取する方法です。対象者同士の意見交換から幅広い、数多くの情報を取得することができます。

2. 個別インタビューは、全体像を把握するよりも個別の意見を深く掘り下げて聞くことに有効な手法です。

3. 住民座談会は、個々の意見を深く聞くことができるので、質的なデータを収集するのに有効な手法です。

4. アクションリサーチとは、当事者と専門家が共同で取り組む実践のことです。

5. 正解です。

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02

正解は5です。

1→フォーカスグループインタビューは、座談会形式で特定のテーマについて話し合う調査手法です。単一の地域ニーズを焦点化するのではなく、様々な意見からニーズを収集できるよさがあります。


2→個別インタビューは全体像という大きい枠ではなく、個人の抱える深い部分を調査する手法です。より深く濃いニーズに触れることができます。


3→地域ニーズを量的に把握するよりも、質的に把握するのに適した方法です。


4→アクションリサーチとは、問題のメカニズムを、研究者と個々の問題の当事者が解明していく実践的研究のことをいいます。「研究者や専門家を関与させずに」が誤りです。


5→災害時における要援護者のマップ作りは、見守りが必要な人を視覚的に把握するのに適した方法です。

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03

正解は5です。

災害時の要援護者のマップ作りは、地域が一丸となって支え合うことに役立ち、安心して暮らせるまちづくりにつながります。

その他の選択肢については、以下のとおりです。

1.フォーカスグループインタビューは、地域ニーズを質的に把握するのに適した方法。さまざまな意見を収集できるのが特徴です。

2.個別インタビューは、地域ニーズの全体像よりも個人のニーズを把握するのに適しています。

3.住民座談会は、それぞれの意見を深堀りしながら地域ニーズを質的に把握する方法です。

4.アクションリサーチは、知識を蓄えた専門家と当事者が共同で行ないます。

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