精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神疾患とその治療 問85

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問題

第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問85 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、ICD-10において、解離性(転換性)障害に含まれているものとして、正しいものを1つ選びなさい。
  • トランスおよび憑依(ひょうい)障害
  • 強迫性障害
  • パニック障害
  • 身体化障害
  • 離人・現実感喪失症候群

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。
ICD-10(国際疾病分類)第5章 精神および行動の障害に関する問題です。

1→解離性(転換性)障害には、トランスおよび憑依(ひょうい)障害が含まれます。

2→強迫性障害は、強迫性障害<強迫神経症>に含まれます。

3→パニック障害は、その他の不安障害で、恐慌性<パニック>障害[挿間性発作性不安]に含まれます。

4→ 身体化障害は、身体表現性障害に含まれます。

5→離人・現実感喪失症候群は、その他の神経症性障害に含まれます。

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02

正解は1です。

解離性障害は、従来はヒステリーと呼ばれていました。体の症状に転換する自己防衛機制の障害です。健忘、失立、失声、多重人格などがあります。

1 .トランスおよび憑依(ひょうい)障害は解離性障害です。

2 .強迫性障害は、強迫観念と強迫行為があります。

3 .パニック障害は、不安発作が起きて持続し反復します。過呼吸、動悸やめまいなどの身体症状を伴います。

4 .身体化障害は、検査上異常なしでありながら、身体症状を訴え、症状にこだわります。

5 .離人・現実感喪失症候群は、自分が自分でないような夢の中にいるぼんやりした感覚にとらわれるものです。
「離人感」は自分の意見と体が分離されて自動的に動かされているような感覚です。
「現実喪失感」は自分の周囲の物事が奇妙で不自然に映ることです。

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