精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神疾患とその治療 問86
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問題
第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問86 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の典型的な症状として、正しいものを1つ選びなさい。
- アンへドニア
- 多重人格
- 疾病恐怖
- 考想吹入
- 的外れ応答
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この過去問の解説 (2件)
01
1→アンヘドニアとは、すべての行動が快楽への欲求と結びつかない状態のことを言います。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状のひとつと言えます。
2→多重人格とは、一人の人間の中に全く別の性別、性格、記憶などをもつ複数の人格が現れる神経症のことです。解離性同一性障害に見られる症状です。
3→疾病恐怖とは病気にかかることを恐れている状態のことです。心気障害に分類されている症状です。
4→ 考想吹入とは、他の人から考えが吹き入れられる症状です。統合失調症で見られる症状です。
5→的外れ応答は、ガンザー症候群とも呼ばれています。解離性障害の症状で、曖昧な受け答えや、前後の文脈と関係のない的外れな話をしたりすることを言います。
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02
1.アンヘドニアは、快楽、喜びを享受する能力の消失、無快楽症、快楽消失です。
2.多重人格は、複数の人格が現れる自己意識の同一性障害で、解離性障害です。
3.疾病恐怖は自分が重い病気にかかってしまう、かかったのではないかと異常に恐れる症状のことです。
4.考想吹入は、もともとあった考えとは違う思考が吹き入れられる症状です。
5.的外れ応答は、ガンザー症候群ともいわれる解離性障害です。S.ガンザーが名付けました。刑務所などの閉鎖的な環境で、自由を制限された人にみられます。あいまいで文脈から外れた答えをすることが特徴です。
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