精神保健福祉士の過去問
第25回(令和4年度)
人体の構造と機能及び疾病 問1

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問題

第25回(令和4年度) 精神保健福祉士国家試験 人体の構造と機能及び疾病 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

思春期に伴う心身の変化に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • この時期の心理的特徴として、自意識に乏しいことが特徴である。
  • 女子では、初経から始まり、次いで乳房や骨盤の発育がみられる。
  • 男子は、女子よりも早い時期から思春期が始まる。
  • 身体の変化は緩徐な変化が多い。
  • 第二次性徴という身体的な変化が始まる。

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この過去問の解説 (3件)

01

本設問は、思春期における特徴をしっかり把握していれば正答にたどりつけます。中でも女子の身体の発達の特徴を把握しておくことが大切です。

選択肢1. この時期の心理的特徴として、自意識に乏しいことが特徴である。

思春期には自意識が高まって、他人は気にしていないことであっても、周囲の目が気になることがあります。

選択肢2. 女子では、初経から始まり、次いで乳房や骨盤の発育がみられる。

女子の身体の発達は、乳房や骨盤の発育から始まって、それ以降に初経がみられます。

選択肢3. 男子は、女子よりも早い時期から思春期が始まる。

思春期は、女性のほうが早く始まります。

選択肢4. 身体の変化は緩徐な変化が多い。

身体の発達は、スカモンの発達曲線では「一般型」です。乳幼児期と思春期にS字カーブを描きます。

選択肢5. 第二次性徴という身体的な変化が始まる。

第二次性徴は、思春期においてみられます。

まとめ

思春期の特徴をスカモンの発達曲線と関係づけて記憶しましょう。

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02

思春期とは10歳前後で始まる身体的な変化や成長の時期の事を言います。この時期には心理的にも大きな変化が見られ、自意識や新しい価値観を獲得する時期とも言えます。

選択肢1. この時期の心理的特徴として、自意識に乏しいことが特徴である。

✕ 思春期はアイデンティティが確立する時期であり、自意識が強くなる時期と言われています。

選択肢2. 女子では、初経から始まり、次いで乳房や骨盤の発育がみられる。

✕ 女子の乳房が発達するのは、初経の1年程前と言われています。

選択肢3. 男子は、女子よりも早い時期から思春期が始まる。

✕ 思春期は女子が10歳前後から、男子は12歳前後から始まると言われており、女子の方が早く始まります。

選択肢4. 身体の変化は緩徐な変化が多い。

✕ 身長などは1年間で10センチ程伸びたり、男子ではひげが生える、女子では乳房が発達するなど急激な変化が見られます。

選択肢5. 第二次性徴という身体的な変化が始まる。

〇 男女とも身長が伸びたり、体の中の器官が発達するなど見た目の変化が見られるようになります。

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03

思春期には、男女差で違いがあります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

選択肢1. この時期の心理的特徴として、自意識に乏しいことが特徴である。

不適切です。外へ向かう意識と内に向かう意識が並行しています。

選択肢2. 女子では、初経から始まり、次いで乳房や骨盤の発育がみられる。

不適切です。乳房や骨盤の発育がみられてから、初経が始まります。

選択肢3. 男子は、女子よりも早い時期から思春期が始まる。

不適切です。男子よりも女子の方が早い時期から思春期が始まります。

選択肢4. 身体の変化は緩徐な変化が多い。

不適切です。男子は身長や体重の増加、女子は乳房の発育といった身体の変化が早いです。

選択肢5. 第二次性徴という身体的な変化が始まる。

適切です。脇毛が生えてくる、乳房が発育するといった身体的な変化を第二次性徴と言います。

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