精神保健福祉士 過去問
第27回(令和6年度)
問12 (心理学と心理的支援 問6)

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問題

精神保健福祉士試験 第27回(令和6年度) 問12(心理学と心理的支援 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

認知行動療法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 不安を「生の欲望」と捉え、不安にとらわれずに行動するよう指導する。
  • クライエントが記憶や夢などを語る自由連想法が用いられる。
  • 抑圧されていることによって、対象者が気づいていない無意識への気づきを促す。
  • 不適応を生み出している行動や思考を、適応的なスタイルに変化させるように働きかける。
  • クライエントの行動に焦点を当てて、強化因子を用いて介入するため、感情面の変化は目標としない。

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この過去問の解説 (2件)

01

認知行動療法は、物事の考え方や捉え方に働きかけ、ストレスの軽減を図る心理療法のひとつです。
代表的な心理療法の特徴については押さえておきましょう。

選択肢1. 不安を「生の欲望」と捉え、不安にとらわれずに行動するよう指導する。

誤り
これは森田療法についての説明になっています。


 

選択肢2. クライエントが記憶や夢などを語る自由連想法が用いられる。

誤り
これは精神分析療法の説明になっています。

選択肢3. 抑圧されていることによって、対象者が気づいていない無意識への気づきを促す。

誤り
これは精神分析療法の説明になっています。


 

選択肢4. 不適応を生み出している行動や思考を、適応的なスタイルに変化させるように働きかける。

正しい
行動や思考について働きかけており、認知行動療法の説明となっています。

選択肢5. クライエントの行動に焦点を当てて、強化因子を用いて介入するため、感情面の変化は目標としない。

誤り
これは行動療法についての説明になっています。


 

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02

認知行動療法は、対象者の考え方に働きかけ、ストレスに対して適切に対応し、安定した精神状態でいられるようにする事を目的としています。

選択肢1. 不安を「生の欲望」と捉え、不安にとらわれずに行動するよう指導する。

✕ 選択肢の内容は「森田療法」における基本的な考え方の一つです。

選択肢2. クライエントが記憶や夢などを語る自由連想法が用いられる。

✕ 選択肢の内容は「精神分析療法」において用いられるものです。

選択肢3. 抑圧されていることによって、対象者が気づいていない無意識への気づきを促す。

✕ 選択肢の内容は「精神分析療法」において用いられる方法です。

選択肢4. 不適応を生み出している行動や思考を、適応的なスタイルに変化させるように働きかける。

〇 選択肢の内容は「認知行動療法」に関する記述になっています。

選択肢5. クライエントの行動に焦点を当てて、強化因子を用いて介入するため、感情面の変化は目標としない。

✕ 選択肢の内容は「行動療法」に関する記述になっています。

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