世界史の過去問 | 予想問題
世界史A
問1
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問題
世界史A 平成24年度(2013年) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
歴史上の交易と交通・輸送について述べた次の文章を読み、下の問いに答えよ。
ユーラシア大陸各地域で個々に形成された文化圏は、陸上及び海上交易路を通じ、しだいに結びつきを強めていった。陸上では、「オアシスの道」「草原の道」などのルートが存在し、ソグド商人などが交易活動に従事していた。海上では、8世紀前半までに、ペルシア湾からインド、(1)東南アジア、中国南部沿岸部を結ぶネットワークが形成されていた。8世紀半ばのアッバース朝の出現により、(2)海上交易活動は更に活発となった。10世紀半ば以降、中国商人は海上ルートを使って東南アジアに盛んに進出し、この地で(3)ムスリム商人と交易を行うようになった。13世紀における(4)モンゴル帝国の成立は、ユーラシア陸上と海上の交易路を結びつけることとなり、東西交流は一層活発となっていった。
問 下線部(1)の地域の歴史や文化について述べた文として最も適当なものを、次の(1)~(4)のうちから一つ選べ。
ユーラシア大陸各地域で個々に形成された文化圏は、陸上及び海上交易路を通じ、しだいに結びつきを強めていった。陸上では、「オアシスの道」「草原の道」などのルートが存在し、ソグド商人などが交易活動に従事していた。海上では、8世紀前半までに、ペルシア湾からインド、(1)東南アジア、中国南部沿岸部を結ぶネットワークが形成されていた。8世紀半ばのアッバース朝の出現により、(2)海上交易活動は更に活発となった。10世紀半ば以降、中国商人は海上ルートを使って東南アジアに盛んに進出し、この地で(3)ムスリム商人と交易を行うようになった。13世紀における(4)モンゴル帝国の成立は、ユーラシア陸上と海上の交易路を結びつけることとなり、東西交流は一層活発となっていった。
問 下線部(1)の地域の歴史や文化について述べた文として最も適当なものを、次の(1)~(4)のうちから一つ選べ。
- ビルマ(ミャンマー)に、スコータイ朝が成立した。
- シャイレーンドラ朝では、主としてイスラーム教が信仰された。
- シュリーヴィジャヤ王国は、海上交易で栄えた。
- アンコール=ワットには、イスラーム文化の影響が見られる。
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この過去問の解説 (1件)
01
1、「成立した」の部分が異なります。ビルマに成立したのではなく、ビルマへと勢力を伸ばしました。
確認ポイント: 「スコータイ朝」
・13c~15c
・最初のタイ王朝です。のち、アユタヤに併合(15c)されます。
2、「イスラーム教が信仰された」の部分が異なります。シャイレーンドラ朝は仏教を保護しました。
確認ポイント:「シャイレーンドラ朝」
・8c~9c
・現在のジャワ島に興ります。
3、正解。
確認ポイント:「シュリーヴィジャヤ王国」
・7c~14c
・現在のスマトラ島・マレー半島に興ります。
・中継貿易で栄えました。大乗仏教を保護しました。
4、「イスラーム文化の影響が見られる」の部分が異なります。イスラーム文化が栄えたのは、西アジアと覚えておくと良いでしょう。
確認ポイント:「アンコール=ワット」
・アンコール朝に建立
・ヒンドゥー教の寺院でしたが、12c末、仏教寺院となりました。
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