世界史の過去問 | 予想問題
世界史A
問11
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問題
世界史A 平成24年度(2013年) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
歴史上の交易と交通・輸送について述べた次の文章を読み、下の問いに答えよ。
交通の近代化を牽引(けんいん)したものとして、イギリスで最初に実用化された(9)鉄道が挙げられる。鉄道は、(10)産業革命の進展に重要な役割を担い、1850年ころまでにはヨーロッパの各地に広がって、長距離・大量・高速の輸送を実現した。さらに19世紀後半以降には、ヨーロッパの外にも普及し、列強による領域支配の強化に寄与する。例えばアフリカでは、1890年にイギリス領ケープ植民地首相となった【ア】が、帝国主義政策の一環としてケープタウンとカイロを鉄道で結ぼうとした。この壮大な計画は多くの未完成区間を残すが、早期に完成していたケープタウンとヴィクトリアの滝の区間には今日、豪華列車が走り、南部アフリカの主要な観光資源の一つとなっている。
問 下線部(10)に関連して、1830年に工業都市マンチェスターと鉄道で結ばれた都市の名と、その位置を示す次の地図中のaまたはbとの組合せとして正しいものを、下の(1)~(4)のうちから一つ選べ。
交通の近代化を牽引(けんいん)したものとして、イギリスで最初に実用化された(9)鉄道が挙げられる。鉄道は、(10)産業革命の進展に重要な役割を担い、1850年ころまでにはヨーロッパの各地に広がって、長距離・大量・高速の輸送を実現した。さらに19世紀後半以降には、ヨーロッパの外にも普及し、列強による領域支配の強化に寄与する。例えばアフリカでは、1890年にイギリス領ケープ植民地首相となった【ア】が、帝国主義政策の一環としてケープタウンとカイロを鉄道で結ぼうとした。この壮大な計画は多くの未完成区間を残すが、早期に完成していたケープタウンとヴィクトリアの滝の区間には今日、豪華列車が走り、南部アフリカの主要な観光資源の一つとなっている。
問 下線部(10)に関連して、1830年に工業都市マンチェスターと鉄道で結ばれた都市の名と、その位置を示す次の地図中のaまたはbとの組合せとして正しいものを、下の(1)~(4)のうちから一つ選べ。
- リヴァプール ― a
- リヴァプール ― b
- ロンドン ― a
- ロンドン ― b
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この過去問の解説 (1件)
01
都市の位置は正確に記憶しておきましょう。
この問題は、都市の名前が選択肢に出されているのでサービス問題と考えてもよいです。
位置の記憶が困難な場合は、都市の特色により、位置を覚えられることもあるので、都市について、簡単に理解しておきましょう。
ただし、この問題では「リヴァプール」の場所を聞かれています。
「ロンドン」はイギリスの首都であり、「b」の都市です。ですから、「リヴァプール」は「a」の都市であるとわかります。
よって、答えは「1」です。
他には、問題に書かれている都市に注目しましょう。ここでは「マンチェスター」です。
「リヴァプール」と「マンチェスター」といえば、「リバプール・アンド・マンチェスター鉄道」を思い出しましょう。
この二つの都市は鉄道で結ばれ、原料と製品をより高速に輸送できるようになりました。
つまり、「リヴァプール」の位置は「マンチェスター」に近い「a」であるとわかります。
上記のような答えの導き出し方も可能です。
確認ポイント: 「リヴァプール」
・17Cに三角貿易の拠点として、黒人奴隷貿易で繁栄
確認ポイント: 「ロンドン」
・18Cに産業革命が起きると木綿工業が盛んになる
・19Cにアメリカへの移民の出発地として利用される
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