世界史の過去問 | 予想問題
世界史A
問12

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問題

世界史A 平成24年度(2013年) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

世界史上の政治体制について述べた次の文章を読み、下の問いに答えよ。

(1)20世紀初め、中国で議会制の実現を志向した革命家のなかに宋教仁がいる。宋教仁は武装蜂起(ほうき)に失敗し、日本に亡命した。日本で(2)清朝政府による立憲準備の報に接した宋は、その内容を清朝が国民の資質を低く見て議員の資格を与えないものと受け取って、不満と怒りを日記に記している。中華民国成立後に、宋の率いる国民党は(3)国会選挙に勝利した。この国会で宋は内閣総理に指名されることが期待されていたが、その開会直前に、凶弾の犠牲となった。

問 下線部(1)に関連して、20世紀前半の出来事について述べた文として正しいものを、次の(1)~(4)のうちから一つ選べ。
  • ムッソリーニが、ローマ進軍を行った。
  • 間宮林蔵が、樺太を探検した。
  • 朴正熙が、大韓民国大統領に就任した。
  • 露土戦争が起こった。

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この過去問の解説 (1件)

01

選択肢の個別の考査が必要です。

1、正しいです。
ムッソリーニが活躍したのは20C初めです。彼が率いるファシスト党が政権獲得することとなったきっかけがローマ進軍であるため、これが正しいとわかります。
確認ポイント:ムッソリーニが行ったこととその年号はよく問われます。
1922年 ムッソリーニ率いるファシスト党が政権を獲得。
1935年 ヒトラーと提携し枢軸国を形成。

2、年代が異なります。
間宮林蔵は江戸時代後期に活躍した人物です。つまり、1800年代。19Cのことですから、ふさわしくありません。

3、年代が異なります。
朴正煕は1900年代後半に活躍した人物です。つまり、20C後半です。問題は20C前半ですから、ふさわしくありません。
確認ポイント:先日逮捕された朴槿恵元大統領は、朴正煕の娘の一人です。

4、年代が異なります。
露土戦争は何度か勃発していますが、ここでは1877年~1878年にかけて勃発したロシア帝国とオスマン帝国の戦争のことを指していると思われるので、ふさわしくありません。
確認ポイント:サン=ステファノ条約
講和条約です。1878年に結ばれました。ロシアに有利な内容のものでした。

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