社会福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
人体の構造と機能及び疾病 問3

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問題

社会福祉士試験 第31回(平成30年度) 人体の構造と機能及び疾病 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

国際生活機能分類(ICF)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 生活機能とは、心身機能、身体構造及び活動の三つから構成される。
  • 活動は、能力と実行状況で評価される。
  • 活動とは、生活や人生場面への関わりのことである。
  • 個人因子には、促進因子と阻害因子がある。
  • 参加制約とは、個人が活動を行うときに生じる難しさのことである。

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この過去問の解説 (3件)

01

国際生活機能分類(ICF)とは、2001年に採択された、障がいや病気に関係なくすべての人の生活機能を分類・理解し、援助につなげる指標となるものです。

1.× 
人間の生活機能は3つに分類され、心身機能・身体機能、活動、参加に分類されます。

2.〇 
活動は、対象者の能力と実行状況で評価されます。活動のレベルを上げるにはどのようなものが必要か(例えば福祉用具の活用など)を考え実行し、評価が行われます。

3.× 
活動とは、生きていくために役立つ様々な行為のことです。例えば、食事、入浴、買い物など、家庭生活をする上で必要な動作のことを意味します。

4.× 
促進因子と阻害因子は『環境因子』の中に分類されます。環境因子とは生活をしていく上での物的な環境や社会的環境、社会的な環境を構成する因子のことです。促進因子と阻害因子は、その人にとってその環境がプラス(促進)かマイナス(阻害)かを意味します。
(例えば点字ブロックは視覚障がい者にとっては促進因子ですが、車椅子を利用する人にとっては阻害因子になります。)

5.× 
設問は『活動制限』について書いています。
参加制約とは社会生活への参加、社会的評価が保障されていない状態のことです。

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02

ICFとは2001年に世界保健機関(WHO)の総会で採択された、「人間の生活機能と障害」を分ける上で基準となる枠組みです。

1 生活機能は「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つから構成されています。

3 生活・人生場面への関わりは「参加」に分類されます。

4 促進因子と阻害因子があるのは、「環境因子」です。

5 個人が活動を行うときに生じる難しさのことを「活動制限」と呼びます。

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03

1、不適切です。

生活機能は「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の三つから構成されます。

2、適切な内容です。

活動は「できる活動」と「している活動」に分けられ、それぞれ評価されています。

3、不適切です。

活動とは生活上の目的を持って行われる一連の行為の事を指します。

選択肢の内容は「参加」の説明です。

4、不適切です。促進因子と阻害因子があるのは「環境因子」です。

5、不適切です。

参加制約とは、生活・人生のある場面に関わる時に経験する難しさの事を指します。選択肢の内容は「活動制限」の説明になります。

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